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インド・ウダイプル旧市街を歩く|ピチョーラ湖畔と夕焼けに癒される旅
インド北部ラジャスタン州にある「水の都」「白い街」と呼ばれるウダイプル旧市街の街歩きガイドをこの記事でお送りします!
ジャグディシュ寺院、ピチョーラ湖畔と夕焼け、カフェ、シティパレスのライトアップ、レストランでの夕食、とトータル5時間半ほどで街を堪能。
いわゆる観光をしに行ったというよりは、行き当たりばったり、ゆるりと散策しながらウダイプルの街並みを味わってきた。
メジャースポットも回りつつ、ガツガツ観光するより土地に馴染んで過ごしたい旅人らしい時間だったと思うので、そんな様子をたくさんの写真とともにお楽しみください☺️
見返していてうっとりするほどロマンチックで(かつちゃんとインドらしい喧騒もたっぷり!笑)、またブラブラしに行きたい場所の一つに!
🇮🇳今回のインド旅について🇮🇳
「そろそろ行くことになりそう」と直感的に思い始めてから1年ほど経った2024年11月、ついに人生で初めてインドの地へ!
今回の旅の主目的は、デラドゥンにあるナブダーニャ農園での「ガンジーと3つの平和」というコースに参加すること。(1本目の記事を下に貼っておきます)
活動仲間のソーヤー海くんと日本人向けの合宿を企画したため、活動の一環および仕事としてインド北部のニューデリー・ウダイプル・デラドゥンの3箇所を計11日間で訪問した。
ウダイプル旧市街を歩く|歴史と日常が交差する街
ウダイプル(ヒンディー語: उदयपुर, 英語:Udaipur)は、インド北西部のラージャスターン州に属する都市である。ウダイプル県の行政庁所在地。アフマダーバードの北東約 200km、アラーヴァリー山脈南東部の標高約 750mの丘の上にあり、ピチョーラー湖に面する。北西インドとアラビア海とを結ぶ交通路上の要地を占める。公用語はヒンディー語、人口は約60万人(2014年)。ウダイプールと英語風に発音されることもある。 湖畔の宮殿都市であり、町並みは、白い建物の景観が美しく「ホワイト・シティ」とも呼ばれている。
この記事でご紹介する「旧市街(オールドシティ Old City)」とは、主に左下に位置するピチョーラ湖の右側の一角を差すらしい。
私たちが滞在した友人宅を含め、他のエリアはもっと一般的な住宅街や街並みだったので、旧市街は本当にそこかしこで歴史を感じられる特別な場所!
ピチョーラ湖とシティ・パレスを始めとする代表的な観光スポットいくつかと、時が止まってしまったのか?と思うような路地裏の様子などをこれからご紹介します😁
〜インドの地図〜
私自身がまだいまいちインドの全体像が掴めていないため、地図を拝借して貼っておきます!
ウダイプルがあるラジャスタン州は、パキスタンに隣接している黄色に塗られた州。
旅の始まり:歴史ある寺院でウダイプルを感じる
荘厳なジャグディシュ寺院|彫刻美と祈りの空間
滞在していた友人宅からリキシャ(トゥクトゥクのような、インドではメジャーな3輪車)に乗って、ウダイプルの旧市街へ。道路がとっても狭い!
リキシャを降りてまずは目の前にあったジャグディシュ・テンプル(Jagdish Temple)へ。
ファサードに施された細かな彫刻、像など、美術的価値が高いヒンズー教寺院で、維持の神と言われているヴィシュヌ神(≒クリシュナ)に捧げられている。入場無料。
Jagdish temple is one of the architecturally and artistically significant temples of North India. It was built by Maharana Jagat Singh-I in 1652 A.D. This temple represents Nagar style of temple architecture and has shikhar, garbh graha (sanctum sanctorum) and sabhamandap. The outer part of the temple is decorated with beautiful sculptures. An inscription placed therein gives detailed information about Guhil rulers and the temple. On all the four sides of this panchayatan type temple, small shrines for Surya, Shiva and Ganesha are located.
ジャグディシュ寺院は、北インドの建築的、芸術的に重要な寺院の 1 つです。1652 年にマハラナ ジャガット シン 1 世によって建立されました。この寺院はナガール スタイルの寺院建築を代表しており、シカール、ガルブ グラハ (聖域)、サバマンダップがあります。寺院の外側は美しい彫刻で飾られています。そこに刻まれた碑文には、グヒル王朝の統治者と寺院に関する詳細な情報が記載されています。このパンチャーヤタン タイプの寺院の 4 つの側面すべてに、スーリヤ、シヴァ、ガネーシャの小さな祠があります。
引用元:寺院の前に掲示されていた案内板より
1652年に建立!ってことは400年近く前ってことか……
中に入ってみると、たくさんの参拝客が訪れていてガヤガヤとっても賑やか。ヒンズー教徒のお参りの仕方は、日本の神社仏閣で見るそれとはだいぶちがう!
精緻な彫刻が圧巻!寺院の大きさは、私のサイズとの比較でわかるかと!しかも階段を登った先にこれらの建物があるからすごい。
よく見ると、さりげなくお花が祀られている象さんたち。かわいい!
寺院の出入り口、階段の上から見下ろす街の様子がいかにもインド!といった雰囲気。
ピチョーラ湖畔の散策|自然と出会う穏やかなひととき
猿や牛とすれ違う湖畔への道中
さ、寺院を出て散策しながら湖に向かいます。右の写真は、そこら中で見かける「クリシュナ(Krishna)」の名を冠したショップ。
先ほども少し書いたけど、維持の神であるヴィシュヌ神はクリシュナとして人間界に生まれたのだとか。神様とともにある暮らしなのがよくわかるし、クリシュナは人気者!
歩いていると、屋根の上に猿がいた!(目を凝らして探してください🐒)
インドだもの、唐突に牛たちが現れても驚かない。数日いると慣れてくる笑
ボロボロの道や空き地のような場所も通り過ぎるうちに、湖が見えてきた。
ピチョーラ湖(Lake Pichora)に到着!でもこれは外れのような場所から見た湖畔の風景。
湖畔を一周できる整備された歩道があるわけではなく、小道を歩いて湖畔へ。そしてまた少し内陸に入って別の道を使って湖畔へ。というような歩き方に。
夕日に染まるピチョーラ湖|心に刻む絶景
たくさんの人が集まる湖畔に辿り着くと、すっかり日が暮れ始めていた。なんて美しい光景!大昔に訪れて魅了されたイタリアのヴェネツィアを少し思い出す。
地元の人たち、観光客、そして牛や鳩もたくさん!それぞれ思い思いに過ごす夕暮れ時。
散策中にたまたま通ったギャンガウアーガット(Gangaur Ghat)と、木の下でおしゃべりしながら作業する女性たち。
どこを撮っても絵になる!特に夕景がいいのだと思う。いい時間帯に訪れられたなぁ。
向かい側に渡る橋の上で、夕焼けを眺めながら、私たちは動画の撮影をしていた笑
まだ友人たちとの夕飯の待ち合わせ時刻までだいぶあるし、カフェで一息つくことに。ここでGoogleマップを見ながらお店探しを。
湖を眺めるカフェでのひととき
景色が楽しめるおすすめのルーフトップカフェ
そんなわけで、ルーフトップからピチョーラ湖が眺められる席のあるカフェへ。普段は行った場所はマップに保存するんだけど、どういうわけかここは忘れてしまい……
マップで探し直した限り、おそらく「Jheel’s Ginger Coffee Bar & Bakery」かと!(ちがったらごめんなさい笑)
5〜6階建てくらいのビルで、何フロアかに渡ってカフェスペースがあった。私たちは一番上ではなく、1つ下くらいのフロアへ。(ちなみに階段しかない!)
それぞれ確かマンゴーラッシーとヴァージンピナコラーダを注文し、ゆったりと日が沈むのを眺める。(何気にこういう時間を活動家ソーヤー海と過ごすことは少ないので、貴重だった笑)
真っ赤な太陽がなんとも幻想的!どうやら空気が汚染されていると、太陽が燃えるような色になるらしい。美しいけどちょっと複雑な気持ちに😅
夜の街歩き|雑踏を抜けてライトアップされたお城へ
雑踏と活気溢れる夜の旧市街
カフェを出て再び橋の上に行ったりウロウロしていると、あっという間に暗くなってきた。
夕飯を予定しているレストランは橋の向こう側にあるものの、まだ待ち合わせまで1時間以上あったため散策の続きをすることに。
最初に訪れた寺院のほうに戻ると、とんでもない渋滞に遭遇!混雑にはインドネシアで慣れたつもりだったけど、そのさらに上をいくカオス😂
歩道なんて存在しないけど、なんとか隙を見つけて歩き、生き抜かなければいけないのがインドの都市の日常なのかもしれない……
ライトアップされたシティ・パレスを通り抜ける
車やバイクに轢かれないよう感覚を研ぎ澄ませて、神経をすり減らしながらカオスの中を歩き続け、ようやく辿り着いたのは「シティ・パレス(City Palace Museum)」の端っこ。
美しいライトアップにホッとするも、そろそろレストランに向かい始めないといけない時間に。
City Palace (Raj Mahal), Udaipur is a palace complex situated in the city of Udaipur in the Indian state of Rajasthan. It was built over a period of nearly 400 years, with contributions from several rulers of the Mewar dynasty. Its construction began in 1553, started by Maharana Udai Singh II of the Sisodia Rajput family as he shifted his capital from the erstwhile Chittor to the newfound city of Udaipur.[1] The palace is located on the east bank of Lake Pichola and has several palaces built within its complex.
ウダイプールのシティ・パレス(ラージ・マハル)は、インドのラジャスタン州ウダイプール市にある宮殿群です。メーワール王朝の複数の統治者の貢献により、約400年かけて建設されました。建設は1553年に始まり、シソディア・ラージプート家のマハラナ・ウダイ・シング2世が首都をかつてのチットールから新設の都市ウダイプールに移したときに着工しました。[1] 宮殿はピチョラー湖の東岸に位置し、その敷地内にはいくつかの宮殿が建てられています。
え??約400年かけて建設されたって…… スペインのサグラダファミリア以上じゃないか!
シティ・パレス自体は閉館していたものの(そしてそもそも入館料も払っていない)、横道を通り抜けられるとスタッフに言われた。ラッキー!
ありがたくライトアップを楽しみながら橋に向かって歩き進める。
街中の雑踏とは打って変わって、こんなに立派な宮殿が存在するとは…… 権威とカースト制について考えさせられてしまう。
約470年の歴史を持つこの宮殿は、かつてのメーワール王朝の支配者たちの住まいで、1969年にミュージアムとして一般公開が始まったそう。
予期せぬ夜のお城散策、とても楽しかった!改めて日中見学に行ってみたい場所です。
締めくくり:湖畔のレストランで友人と過ごす時間
満月の夜に映える湖畔の風景と会話
なんだかんだで1時間半近く夜の旧市街を彷徨い、ようやく夕飯の時間に!
送られてきた待ち合わせ先のレストラン「Restaurant Harigarh」に辿り着くと…… 目の前には旧市街の美しい夜景が広がっていた。
夕方通過したギャンガウアーガット付近でたくさんのキャンドルが灯され、満月のセレモニーをしていてとても幻想的🌕
しばらく待ったあとに友人たちがポツポツと到着。彼らと挨拶して注文し、さまざまな話題に花が咲き、気づけば料理写真が一切撮れず……
でも素晴らしい景色を眺めながら、美味しいお料理とおしゃべりを楽しめたウダイプールの夜だった。とってもオススメのお店!
ただ、私たちが到着した19:30頃はガラガラだったのに、その後どんどんお客さんがやってきて気付けば満席になっていたため、行く時間帯には注意が必要かも。
旅の終わりに|ウダイプル旧市街で心に残る散策を!
いつまでも眺めていられそうなウダイプル旧市街の街並み。まだこの日から1ヶ月半しか経たないのに、もう行きたいと思うほどすっかり魅了された✨
もしかしたらいわゆるインドらしさとは少しちがうかもしれないけど、歴史が深く活気もあり、特に夕暮れ時の美しさは格別!
ぜひあまり計画せず、彷徨うように小道を歩いて楽しんでみて😁(轢かれないように気をつけながら笑)
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