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北インド、ウダイプルのエコバーシティ拠点「シクシャンタール」を初訪問!ベリーダンスを教えてきました

ウダイプルのシクシャンタール

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2024年11月、社会変革の活動の一環として(東京アーバンパーマカルチャーのメンバーとして)、人生で初めてインドへ行く機会に恵まれた。

主目的は、平和・環境活動家として世界的に知られているサティシュ・クマールとヴァンダナ・シヴァが講師を務めるコース「ガンジーと3つの平和」に参加すること。(私は日本人向け合宿の事務局を担当)

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そしてこのコースに参加する前、活動仲間のソーヤー海くんと一緒にラジャスタン州のウダイプル(Udaipur)へ!

そこで「エコバーシティ運動」を25年以上にわたって続けているManishを始め、仲間のHarshやDikenたちに会ってきた。

彼らの活動拠点の一つである「シクシャンタール(Shikshantar)」を訪れたので、そこでの体験をこの記事でご紹介します☺️

そうそう。タイトルにも書いたように、私は急遽そこにいる女の子たちにベリーダンスをレクチャーする流れに!

目次

エコバーシティ運動(Ecoversity)とは

シクシャンタールの入り口の扉

ここ数年エコバーシティに関わっている、東京アーバンパーマカルチャーのソーヤー海くんの記事を引用します:

彼らの活動は25年以上続いていて、さまざまな活動のハブとなっているのが街中のShikshantar シクシャンタール (https://www.shikshantar.org)。現代教育(学校)が子供たちや社会に有害であることを鋭く問題視しながら、革命的なオルタナティブをどんどん具現化している、めちゃくちゃ面白いムーブメント。

彼が唱えているキャンペーンの一つが、子供達を自殺や精神病に追い込み、搾取や環境破壊型経済から守るための deschooling India、インドの脱学校化。REVOLUTIONARY!

地元の刑務所を大学化して、囚人がお互いに音楽やアートやさまざまな興味/専門分野を教え合って、釈放後に安定した自分らしい生活を支える仕組みがあるみたい。

学校を中退した若い家政婦の少女たちに、さまざまな学びの機会を提供したり、有機農業を普及するための農業教育 Farm-versityを行ったり、学校に行ったことのない自然の叡智を深く理解しているお婆さんたちを先生にした Gandmother’s Universityなどなど、とにかく幅広い分野と斬新な教育活動を色々教えてもらった。

引用元:東京アーバンパーマカルチャーのブログより

上記に書かれている「彼」というのは、エコバーシティ運動の中心人物Manish Jain(マニッシュ・ジェイン)のこと。

彼はハーバード大学を卒業し、モーガンスタンレー、UNESCOや世界銀行などに勤め、いわゆる社会的に見たエリート層であり、”トップ”に登りつめた人。

そんな”メインストリーム”を見てきた彼が、世界で支配的なグローバリゼーションがシステムとしていかに破壊的であるかに気付き、自国インドに戻ることに。

教育を中心としたさまざまな仕組みの再想像(reimagine)をテーマとした場づくりなどを行っている。

ちなみにManishの娘さんは現在22歳で、学校に行ったことは一度もなく、現在は地元ウダイプルでアーティストやシェフなどとしてクリエイティブに活動している!


エコバーシティのネットワークは世界中に広がっていて、日本でも少しずつ広めていく動きが起きているので、いくつかリンクを貼っておきます:

(と言っても、これくらいしかなく、あとは私の別記事が出てきたくらい😅これからもっと発信していこう!)

ウダイプルってインドのどこにあるの?

ウダイプル(Udaipur)はインド北西部に位置するラジャスタン州の一都市。(パキスタンに隣接している黄色に塗られた州)

私たちはインドの首都ニューデリーにまず到着し、そこから国内線に乗ってウダイプルへ向かった。1時間くらいでとても近い!

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ウダイプル滞在時には、少し観光っぽいこともした

エコバーシティ仲間Harshとの時間

ちなみに、ウダイプル空港からはエコバーシティ仲間の1人Harshが手配してくれた運転手がお迎えに来てくれ、車で1時間強?かけて彼の自宅へ。

これは、到着したよー!の連絡をしている様子😆

ウダイプルの朝焼け

私たちはHarsh宅に2泊させてもらった。(ここの人たちは、お客さんが訪れるときは誰かしらの家に寝る場所を確保してくれるスタイル)

上の写真は、そこから見えた朝焼け。なんて美しいの!思い出深い瞬間です。

ちなみに、やはりインドなのか?空気は決してきれいではなく、曇っているがゆえの幻想的な風景というのもあるらしい……

残念ながらHarshとの写真は撮り損ねたけど、リビングで今後の活動に関するミーティングをしたり、各々が作業をしたり、とまったり過ごさせてもらった。

初日の夜は、彼の友人たちとのディナーに招待してくれ、とてもおしゃれで美味しいカフェへ。なぜかケーキの写真のみ😅

でもHarshとの楽しい時間を残しておきたく、軽いご紹介でした!とにかくここの人たち、会ったときからファミリーのように接してくれるんだよね。

そしてこのあとも私はちょくちょくHarshとやり取りを続けていて、彼が企画しているタイでの「Andaman Sea Yatra」に参加して再会してきます!

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「シクシャンタール(Shikshantar)」を初訪問!

シクシャンタールってこんなところ

ようやくシクシャンタールの紹介に入ります!笑

ウダイプルからニューデリーに戻る直前、数時間だけの訪問となったけどどうにか行くことができた。

シクシャンタールの畑

敷地内に畑がありました!

シクシャンタールの入り口

建物の中へ。「UNLEARNING CENTER(アンラーニングセンター)」と書かれている。

この「アンラーニング」もエコバーシティの重要なテーマの1つで、これに関しては文化人類学者の辻信一さんの言葉を引用させてもらいます:

合言葉にしている言葉があるんです。それは、アンラーニング(unlearning)。一見、ラーニング(学ぶ learning)の反対に見え、日本語には訳しにくいんだけど、こんがらがって行き詰まっている学びを一度ほぐし、ほどくようなイメージ。いい言葉なんです。僕は今の日本の学校教育の在り方というのに大きな疑問を持っています。試験制度も含めてね。小さいときから試験、試験、テスト、テストって詰め込み型の教育。詰め込まれたものにとらわれていると、本当の意味でのラーニングは起こらないんですよね。アンラーニングで、学んできたものを一度ほどいて、改めて問いを発することのできる人になってほしい。問いへの答えなんかそう簡単にはないから、一生かけてその問いと向き合いながら、知的に成長していくわけです。

引用元:ゆっくりweb

シクシャンタールのアート

アートがたくさん展示されている!これらは、シクシャンタールに通う若者たちによるもの。

シクシャンタールの室内

生徒たち(と呼んでいいのだろうか?)が学んだり、お話ししたり、くつろいだりするスペースとライブラリー。

Shakti Girls Programの参加者にベリーダンスをレクチャー

ベリーダンスを教えた後の集合写真

さて、私は急遽ここでベリーダンスのミニレッスンを行うことに!(ウダイプルに到着してからそんな流れに笑)

ここにいる子たちは、「Shakti girls program(シャクティガールズプログラム)」の参加者。

彼女たちは午前中は家政婦などの仕事をして、午後はシクシャンタールで職につながる技術を学んだり、それぞれの活動をしているそう。

教育をあまり受けていなく、若い年齢で結婚するプレッシャーがあるそうだけど、職があればそのプレッシャーもやや和らぐのだとか……

ウダイプルの若い女性たちが自立できるよう、シクシャンタールでこうして活動支援をしている。

で、私のベリーダンスレッスンは確か20〜30分くらいだったかな?

さすが音楽とダンスが文化的に根ざしているインドの方々!ノリの良い人たちが多く、もちろん中には少し恥ずかしそうにしながらも、ワイワイ楽しく踊っていい汗をかきました!

こうやって私が持っているスキルをいかしてみんなと交流ができて嬉しかったし、貢献できる何かがあるという感覚が得られた☺️

そもそも教えたらいいよ!と提案したのがHarshで、彼のナチュラルな巻き込み方もまた素晴らしい笑

今思うと、そうやっていつも人をエンパワーしているのかもしれない。

気候危機ファッション(Climate emergency fashion)

一部の子たちが、メインの建物の奥にあるこのコーナー「Climate emergency fashion(気候変動ファッション)」に私たちを案内してくれた。

彼女たちはサリーやデニム、シャツなどをアップサイクルして洋服を生まれ変わらせている。

私も随分前、ファストファッションがいかに環境汚染や労働搾取につながっているかを下記の記事でご紹介したけど、新しい服を次から次へと買うことの問題を改めて考えさせられた。

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私はサリーをアップサイクルしたカフタン(上からかぶる羽織のようなワンピースのようなもの)をゲット!

誰かがもう着なくなった服も、豊かな想像力と創造力があれば、ごみにならずに新たな命を吹き返すことができる。しかも世界にたった1つのアイテム✨

彼女たちの情熱とクリエイティビティが素晴らしくて、可能ならごっそり?買って行って日本のみんなに届けたいと思った……

それがどうやったら可能か?素敵な循環が生まれるいい仕組みや方法を考えてみます!

エコバーシティ運動の中心人物、Manishと海くんの動画

このとき、Manishと海くんの短い対談動画を撮影したのだけど……

字幕を付けたりしないといけなくて、まだ編集・公開できてません!YouTubeに公開できたらここに貼ります🙏

2026年1月(仮)、一緒にウダイプルへ行きませんか?

ウダイプルにあるエコバーシティ運動の拠点「シクシャンタール(Shikshantar)」の紹介でした!

私自身がまだエコバーシティや彼らのことを知り始めたところだから、本当に入門編って感じのシクシャンタール紹介だったかもしれないけど……

数時間滞在しただけで私にとってホッとする場所の1つになり、そこにいる人たちが皆とってもイキイキとしていて、心地よく穏やかで、あらゆる人を受け入れる温かさを感じるところだった。

一人一人の主体性を尊重しながら、その学びや創造性を育むプロセスを応援しているシクシャンタール。

子どもたちや若者はもちろん、大人もきっとここに来たらふっと余計な力が抜けてのびのびと過ごせるだろうし、見失っていた自分の宝石のようなものが見出せるかもしれない。

そんなシクシャンタールやエコバーシティの仲間たちの魅力が、少しでもこの記事を通じて感じてもらえたら嬉しいです✨

そして!2026年1月にインドのウダイプルとエコバーシティを訪ねるフィールドワークを計画中!

また何か決まり次第お知らせするので、私のこのウェブサイトとブログの他、SNS、あと東京アーバンパーマカルチャーの情報もぜひチェックしていてください!

エコバーシティ関連のリンク

  • Shikshantar(この記事で紹介したウダイプルの拠点)
  • Swaraj University(高等教育を再創造し、リジェネラティブな生き方を学ぶプログラムを提供)
  • The Ecoversities Alliance(世界中の200以上のコミュニティや機関の連盟)
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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

バリと鎌倉を主な拠点に、世界を旅しながらリジェネラティブ(再生可能)な暮らしを探究・実践している活動家/旅人/ダンサー/ブロガー。「Celebration of Life 〜いのちの祝福〜」を軸に、ムーブメントや対話を通じて自分自身とつながることの大切さ、世界の多様性と美しさ、社会問題などを幅広く発信中。
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