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【実践!アーバンパーマカルチャー2022①】自由大学主催★永田町Gridビルの屋上ガーデンづくりがスタート
自由大学主催、東京アーバンパーマカルチャー(TUP)のソーヤー海くん&ガーデナーの石田紀佳さんが教授を務める「実践!アーバンパーマカルチャー2022(11期)」が3月からスタート!
今年は<デザイン編>となり、これまでよりさらに実践的な内容に。
私は9期からスタッフとして参加していて、今回が3回目。このブログでちょくちょく講座の様子をレポしていく予定。
まずは9ヶ月に渡る講座の概要と、初日と2日目の内容を写真とともにお届けします!
2022年の「実践!アーバンパーマカルチャー<デザイン編>」の概要
「大きく学び、自由に生きる」をテーマに掲げ、2009年に開校した自由大学。「丁寧に暮らす」「個性を磨く」「日本を楽しむ」「未来を拓く」など、面白い切り口でさまざまな講義が毎年開催されています!
「実践!アーバンパーマカルチャー講座」は、東京アーバンパーマカルチャー(TUP)のソーヤー海くん&ガーデナーの石田紀佳さんが教授を務め、今回でなんと11期目に突入!
2022年のテーマは:
都市を耕し消費者から創造者へ。地球で豊かに暮らすデザインを学ぶ9ヶ月の冒険
<学びの目標>
①URBAN ECOLOGICAL GARDENING
みんな循環的な菜園ができるようになる(苗づくり、野菜や果物の収穫、多年草も育てる、コンポスト)②PERMACULTURE DESIGN
パーマカルチャーデザインの基礎を理解して、生活をデザインし始める③GROW THE MOVEMENT
自由大学HP
イベントも含め、学びと気づきを他の人にシェアできるようになる
今回の目標は、参加者一人一人がパーマカルチャーデザイナーになること!
そして実践の場となる屋上ガーデンでちゃんと収穫が取れること・コンポストが本当に機能すること、インフラづくりなどを目指しています。
いろんな素材でガーデンベッドを作り、野菜をみんなで育て、雨水もやりたいし、必要な材料は買ってもいいけどできるだけ自分たちで集めたい…… など、野望はたくさん(笑)
2021年の講座も9ヶ月のロングコースだったけど、2022年が大きくちがう点は
- DOJOでチーム感を作る(1回都会の文脈から外れて自然の中でつながる)
- パーマカルチャーフェスを開催(受講生が「実践者」として積極的に参加!)
- 最終日にデザインのプレゼンをする
※DOJOとは、ソーヤー海の本拠地である千葉県いすみ市にある「パーマカルチャーと平和道場」のこと
ただでさえ盛りだくさんだった去年の講座。今年はさらにイベントも加わり、果たしてどうなっていくのか??
自由大学のキャンパスがあるコミュニティビル「Nagatacho Grid」のビル側との兼ね合い、入居者との関係性、どうやってコミュニケーションを取りながら全体での循環を作っていくか?
など、今年も新たなチャレンジがたくさんありそうな講座。
第1回 3/26
明治神宮でのフィールドワーク
講座の初日は、毎年恒例となっている明治神宮でのフィールドワーク!
参加者どうし、教授の海くん・紀佳さん、キュレーターのロマンくん・私、と全員での初顔合わせ。みんなドキドキしながらこの芝生に集まります(笑)
その緊張をほぐすため、体を動かしながら軽い自己紹介のようなワークをし、森の中に入って歩く瞑想の時間に。
明治神宮ではパーマカルチャーの世界観を「体感」すること。「doing」に入る前にまずは「あり方(being)」から始めることを大事にしていて、海くんからそんな話を。
- 参加者のみんなの中にすでにたくさんの知識と経験がある
- 自然界では、生き物たちは当たり前に、自然に、生きるための活動をしている
- ただ「ある」の世界に戻ることが大切(現代社会では忘れられてしまっている)
- いくらやっても安心や余裕が増えないのが今の社会
- 自分がまず健やかであることから、素敵なことをやっていこう
そしてパーマカルチャーと言ったらコンポスト!コンポストは何も特別なものではなくて、森の中では自然に、常に起きているんだよね。(葉っぱが枯れて、鳥のフンが落ちて栄養となり、微生物が分解して……という循環型社会)
ただ、人工的な環境の中に暮らしている場合、ある程度は人間が介入して特殊な容器に入れてコンポストを作ったりしないといけないってだけのこと。
- 「生活」とは生きる活動
- 私たちは「消費者」になってしまって、生活の部分を委託するように(便利なサービスを利用し、生活に時間をかけなくなった)
- 仕事は一生懸命しているけど、生活はしていない
- 人間だけがお金を使っていて、お金がないと生きていけないと思っている
- 「ごみ」は人間が作り出した概念。自然界にごみは存在しない!
- 都会の人たちが循環の世界を思い出さないと、うちらの未来は危ない
- 全部が常につながっている。「個」ではない
- どうやったら生態系の意識を取り戻していくか?
永田町にある自由大学のキャンパスに移動
昼休憩をはさんで、午後は永田町キャンパスに集合。まずはこれからの実践の舞台となる屋上へ!
紀佳さんからは明治神宮の森の成り立ちの話があったあとにコーヒーコンポストを見せてくれ、海くんからは風や太陽などの自然エネルギーを観察すること、「エッジには資源がたまる」といった話を。
室内に戻って、海くんのパーマカルチャー講義の時間。「生きるとは?」ってむずかしい問いだよねぇ……
最後に参加者から出た感想の一部です:
- パーマカルチャーってすごいことをするのかな?って不安もあったけど、話を聞いてたら安心した
- 自給自足にこだわらなくていいんだ
- 「アーバンなパーマカルチャー」ということにビビッと来た!
- 都会に住んでいる自分、狭い家でもできることがしてみたい
「都会が変わる必要がある」という思いが海くんにも紀佳さんにもあって、完璧なパーマカルチャーを目指すのが目標なのではなく、自分の暮らしの中にどう取り入れるかがポイント!
第2回 3/27
チェックインとパーマカルチャー講義
翌日、2日目は屋上でのチェックインからスタート!私たちの活動ではチェックイン&チェックアウトの時間を大切にしていて、まずはそれぞれが自分の心と身体の状態を観察。
今回はそれをみんなにシェアしてから、自分が好きなストレッチを紹介して一緒にやってみたよ!チェックインのやり方はいろいろあるんだけど、身体を動かすと心がゆるみやすくていいね♫
体を動かしながらどうやってみんなをお誘いするか?そんなことを考えながら、海くんは日々平和活動を楽しくやろうとしているとのこと。
近隣のビルからは「あの人たち何してるんだろう??」って思われているだろう(笑)
そのあとの講義内容のメモ:
- 人も植物もフィードバックは大事!うまくいってないところはどこか?軌道修正がしやすい。
- 自給自足が大事なのではなくて、自分が自然の一部として循環の中で生きているかどうか?
- 自然な流れで、いつのまにか楽しいことが始まってた!人が幸せになっている!という世界、文化をどう作っていくか?
- エネルギーが無駄にならない、いかされる、循環を生み出すことがパーマカルチャーのテーマ!
- 合法と違法のエッジが面白い!グレーゾーン(自然界でもエッジは多様性があって豊か)
海くんが紹介してくれた、アメリカのBullock Permaculture Homesteadのゆり子さんの動画がとにかくかわいいからぜひ見てみて♡
初めてのポットラックは超豪華!
ランチはお待ちかね?のポットラック!みんなで持ち寄ったごはんを盛りつけたらこんな豪華なランチプレートに!
ポットラックもパーマカルチャー活動で大事にしていることの一つ。みんなで豊かさを分かち合う、美味しくて楽しい時間♡(個人的にいつもとっても楽しみにしている笑)
食後は大の字になってしばしお昼寝?の時間!最高だねーーーー!
コンポストに大盛り上がり&タネまき
午後は屋上でコンポストのレクチャー。みんなの食いつきがすごくてびっくり!海くんの予想を超えた大盛り上がりっぷりだった(笑)
「ミミズは苦手で……」と最初言っていた人も、実物を実際に見ると急に興味が湧いてハマっていく不思議な世界、コンポスト!
もちろん、ミミズコンポスト以外にもいろいろなやり方があるから、自分の心地よさの領域を見つけて自宅でもやってみよう!
そのあとはタネまきの時間。家にあったタネを持ってきてもらい、それをどんどんまいていったよ。4月になったら芽が出ているといいなー
毎年恒例となっているニラの収穫も!
次回までの学びのお誘い “祝題”(強制ではないからあえて “宿題” とは言わない)があるんだけど、みんなどこまでできるかな?
- 水のシステム(どの川からどういう過程で来てる?流したらどこに行く?)
- 好きな食べ物のマッピング
- 電気(原料から家まで)
まとめ
2022年の「実践!アーバンパーマカルチャー<デザイン編>」最初の2日間が無事終了!
一番参加者の緊張感が強いのと、どっぷり2日も東京で活動することもあって、個人的にはここを乗り越えられてまずはかなりホッとしたなぁ(笑)
とは言え、3回目からはさらに濃い内容になっていくはずなので、何が起きるのかドキドキ・ワクワク!また順番にレポしていきます👍
追記:3回目のパーマカルチャーと平和道場ツアーの様子を更新しました!