TUPギフトエコノミーサークル参加レポ ①探求の種「ギフトとは」

夕焼け

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2020年7月から8月、東京アーバンパーマカルチャー( TUP)が企画した6週間にわたる「ギフトエコノミーサークル」にアシスタント兼参加者として関わりました。

全6回が終わった今、なんとも言えない安らぎと温かさ、感謝の気持ちでいっぱいです。

この体験が色褪せないうちに、サークルでの学びや考えたことなどをブログでシェアしていこうと思います。

6回分、途中で力尽きないことを願って!笑

目次

ギフトエコノミーサークルって?

Toward a more beautiful world our hearts know is possible
僕たちの心がもう知っている、もっと優しくて美しい世界へ

東京アーバンパーマカルチャーが世界中の実践者と学び続けているギフトエコノミー/ギフトエコロジーの世界観を、実践しながら深め合う全6回のオンラインサークルです。

「ギフト」への知識はいりません。必要なのは「もっと美しい世界がある」と信じている心だけ。

「Moved」の感覚を感じたことがありますか?お金は身近で、あるととっても便利なもので。一方、市場経済では理解ができない領域が、時に私たちの目の前に立ち現れます。

利害ではなく、何かに突き動かされるような無私の行動。親ってなんで子供のためにここまでやっちゃうんだろう?という謎、まったく他人の無条件のやさしさに感動する瞬間。

そんな美しさや、そうじゃないもどかしさをシェアしながら、心が美しいあり方、そこからつくられる新しい経済と社会を探求していきます。

東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の創始者であるソーヤー海、メンバーの寺社下茜。そして鎌倉アーバンパーマカルチャーから藤井麗美(以下、レミさん)と私Romyの4人がオーガナイズしたこのサークル。

そもそも私はレミさんとはカフェの常連仲間であり笑、そのご縁からNVC(共感コミュニケーション)講座を年明けに受けていました。

そしてその流れで、今回のギフトエコノミーサークルが開催されると知り、かつアシスタントできる人いない?という呼びかけを見て、ピンと来たので「やりたい!」と連絡した次第です 😆 

ちなみに参加者は計13人、そして参加費なしというサークルそのものがまさに「ギフト」な場でした♡

東京アーバンパーマカルチャー
ギフトエコノミー:イノベーター、チェンジメーカー、ギフティビストのための6週間ラーニングサークル | ... Toward a more beautiful world our hearts know possible僕たちの心がもう知ってる、もっと優しくて美しい世界へ 東京アーバンパーマカルチャーが世界中の実践者と学び続...

6週間にわたるサークルでは、毎週テーマとなる「探求の種(seeds)」があって

  • 【HEART】心:深く考える
  • 【HEAD】頭:学びとインスピレーション
  • 【HANDS】手:実験してみる

の3つに参加者それぞれが取り組み、そこで感じたことや湧いてきた疑問、気づきなどをサークル専用のフィードに投稿。さらに、毎週日曜日にzoomで集まり、分かち合いの時間を取ったり探求をしていきました。

サークルに参加していない方にもぜひギフトの世界を知ってほしい!とソーヤー海くんのブログにseedsが掲載されているので、それらを私の記事でもシェアしながら、私自身が感じたことなどをメモを振り返りながら綴っていきます 😉 

まずは初回のテーマ「ギフトとは」から!

探求の種(seeds)①ギフトとは

【HEART】心:深く考える

ギフトってなんだろう?

これはそのときの私のメモをそのまま載せます:

見返りを求めず、心から、内側から湧いてくるもの。 気づいたら動いてしまう。 頭で考えてやることではない。損得ではない。子供が泣いていたら、何かしてあげたい!と思わず動いてしまうような。自分と他人に分離がなくつながっている感覚?

ギフトとギフトじゃないものはどう違う?

自分の行為に対して、お金や物、サービスなど何かしら与えてもらうのが前提になっているものは、ギフトではない?でも必ずしもそうではない?そこに心の動きが伴えばギフトにもなりうる?

ベースにある想いがひたすら「give」なのか「take」の意識があるのか?相手をコントロールしようとしているとき。


あと、ギフトエコノミーについて思うことを上記とは別でメモしていたものを発見したので、ここで初めてシェアします(笑)

30代前半の頃は起業家向けセミナーに出たりしていて、「お金お金!とにかくなんでもサービスにしてお金取って稼ぐ!」みたいな、まぁお金にがめつい世界だった。 無料でサービスを提供するなんてもってのほか!するなら、ちゃんと次の高額商品を用意してそこに繋げて!みたいな。

(私自身は、お金を受け取ることにブロック?自分のサービスに価格設定するのが難しかったけど……)

そういうコミュニティから出て鎌倉に引っ越してきたら、地元の人たちとのつながりができ、彼らとの交流が深まってきた。そしたら、なんでも分けてくれる。一番多いのは食べ物。感覚としては、実家に行くと帰りに何かしら持たされるみたいな(笑)

わからないことがあったら、すぐ駆けつけてくれたり、親身になって助けてくれる。ここまでしてもらっちゃっていいの?と思うこともしばしば。

そういうある種のお節介とも言える、ささやかなギフトが日常の中にあり、いつの間にか自分も勝手に動いていた。 見返りを求めるわけでもなく、ただ目の前の人が大変そうだから手伝うとか。自分にできることがあるなら、喜んでするよ!って気持ちに。

それらは例えば食べ物といった「物」かもしれないし、代わりに何かをしてあげるといった「行動・労働?」かもしれない。 そしてみんな身を削って、無理をしてやっているのではなくて。余裕があるからシェアする、って感じ。

【HEAD】頭:学びとインスピレーション

①Small acts of kindness(小さなやさしさの行為)の映像 「Unsung Hero」 (3分) on Karmatube

これはギフトの世界観がとてもわかりやすく、短く表現されているので(タイのCM)、ギフトってどういうこと?と思う方はまずサクッと見てみるといいかも。

個人的にこの動画で響いた言葉は「What is it that you desire most?」だったなぁ。

ただやっぱりCMということもあって、感動させようとしてない??というややひねくれた見方もできなくはない動画かも?(だって生命保険のCMなんだもん!笑)

②GREENZ.jp「ペイ・フォワード」の気持ちが本物のつながりをつくる。「Service Space」創始者ニップンさんに聞く「ギフト経済」のはじめかた
③上の記事で紹介されたニップンメッタのTEDx (日本語字幕付き)

②と③もぜひ見てほしい!

ニップン・メッタとは、ギフトエコノミーサークルでお世話になった「Service Space」の創始者で、さまざまなプロジェクトを通して“優しさの実験”を行なっている団体です。

1箇所だけ記事から引用すると、どうしたらギフトを贈れるような人に変わることができますか?」という問いに対して

まず「消費者」から「貢献者」へシフトすることです。アメリカでは一日に、平均35,000の広告に触れていると言われています。それらから発信されるのは「今のあなたでは不十分。だから私たちの商品・サービスが必要です」というメッセージ。それは無意識に人を受け身にさせてしまう。

そうではなくて、自分は何を持っているのか、何を奉仕できるのか、そう考えることが第一歩です。

「今のあなたでは不十分」というのは、多くの人がほぼ無意識で感じているのでは?不足感・自分は欠けているという感覚は、サークルの6週間にわたってでてきた一つのテーマだった気がする。

今改めて読み返してみると、記事内でこのあと出てくる「信頼」も私にとってはキーワードとなっているなぁ。

【HANDS】手:実験してみる

知っている人と知らない人に、それぞれなにかギフトしてみる(自分がギフトだと思うことならなんでもいい)。そして、そこからどうなるかを観察してみる。

さっそく1週目から実験には手こずっていた記憶…… これに関しては何もメモが残っていない(笑)

すでにこのとき「私にできることって何??」とむずかしく考えすぎていて、動けなくなっていたような気がします。周りの人から与えてもらったギフトはたくさん思い浮かぶのにね!

私も無意識的にやっていることはあるのだろうけど、自己評価が低かったり、無意識なだけに改めて考えるとよくわからなくなってしまって。

なんだかむずかしいのよね。「さぁ、これからギフトするぞ!」って思ってできるものでもないような(笑)

7月5日 zoom

夕焼け
ちょうどこのzoomのあと見に行った夕焼けの写真がありました

以上のseedsに約1週間それぞれが取り組んでみて迎えた、7月5日のzoom通話初回。

前半ではチームの紹介、参加者それぞれの簡単な自己紹介、海くんがギフトエコノミーサークルへの思いを語ってくれ、後半ではブレイクアウトルーム(少人数のグループ)に分かれて、1週目のseedsをやってみてのシェアタイムを取りました。

まずは海くんが話していたこと、箇条書きだけど残っていたものをシェアすると

もっと深く、分かりたいことを他の人と探求したい。
6週間の旅。

leadershipの難しさ → ニップンがladdership始めた
service=奉仕。黒子みたいな存在
全体性、その中で自分をどう使うか

日本独自の「ギフト」を創造していきたい

HANDSをやってみて、自分の内側で何が起きるか観察しよう。
自分に合う形で参加してほしい!無理はせず。でも深めていってほしい。

SELF, GROUP, SYSTEM
3つのレイヤーで物事を見てみる。

今回のサークルの大元になっているのは、海くんと茜ちゃんが参加した「laddership circle」。

リーダーシップではなくラダー(はしご)シップ。誰かのはしごになって、高いところにあるものを見せてあげるようなイメージかな?

最後に参加者全員で一言ずつ感じたことをシェアしたのだけど、そのメモがたまたま残っていました!

  • 自分のものって何もない
  • 
湧き出て漏れ出すもの
  • 
空が晴れて気持ちも晴れてきた!
  • 
自分の存在自体がギフト、どうやったら押し付けなく受け取ってもらえるか
  • 
自己犠牲のないギフトってなんだろう
  • 
気づいてないけど流れてくるもの
  • 受け取ってはじめてギフトになる
  • 
ただ自分らしくそこにいるだけという存在のギフト
  • 人対人だけでなく、人対自然のギフトってなんだろう
  • 
ギフトにお返しをもらうとなにかギフトの性質は変わるのかな?
本質につながっていればそのギフトは変わらない
  • 
湧き上がってくるものを見つめたいな
  • 
循環の一部に自分がいられること、自己犠牲のないギフトって?
  • 
ギフトにお返しをもらうとなにかギフトの性質は変わるのかな?を探求したい
  • 内側から湧いてくるものを見つめる

なんとなくエッセンスは伝わるでしょうか 🙂 

1回目のギフトエコノミーサークルまとめ

ギフトエコノミーサークル

もはや1回目がどんなだったか、ぼんやりとしか覚えてないのが残念なのだけど(本当はサークルと同時進行で記事も書きたかった…… でも濃厚すぎてそんな余裕はなし!)。

個人的には内容そのものよりも、zoomでこういう勉強会や集まりに参加すること自体が不慣れでそこに対する不安感だったり。

初めましての参加者をそれぞれちゃんと知りたい!話を聞きたい!と集中しすぎて、終わったあとの疲労感がすごかったです(笑)

1回目の感想として、私はこんな風に書いてました:

とても個人的なことだけど、今回のサークルは参加者の方々も多く、seedsもたっぷりで、その情報量をなかなかうまく脳内で処理できずにこの1週間を過ごしてしまったなぁと思っています。 そして言葉にまとめてアウトプットするのにも時間がかかる… 頭で考えすぎず、みんなとの時間をもっと感じて味わいたいなーと思いました! 私にできることをしたいなって。

こんなことを言っていた私が、6週間でどのように変化したのか?それも含めて残りの旅のシェアを引き続きしていきます!

追記:2回目のテーマは「豊かさ」です↓

あわせて読みたい
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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。2024年ピースボートにスタッフとして初乗船。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。
→ Romyのプロフィール詳細

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