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TUPギフトエコノミーサークル参加レポ ⑥探求の種「育まれてきたもの」
2020年7月から8月、6週間にわたるオンラインでの「ギフトエコノミーサークル」にアシスタント兼参加者として関わっていました。
サークルの概要と初回のテーマ「ギフトとは」について書いた記事はこちら:
最終回のテーマは「育まれてきたもの」です!
と学びを続けてきた総集編。これまでを振り返りながら、特に心に残ったもの、もっと探求したいことなどをそのときのメモを中心にシェアしていきます。
読み物や動画をいくつか挙げていますが、それぞれの詳細は各回のブログ記事に詳しく載せてあります。そちらをご覧ください!
探求の種(seeds)⑥育まれてきたもの
【HEART】心:深く考える
今までのSeedsの中から、印象的だったHeartの問い、Zoom通話の中で分かち合われた問い、または、このサークルを経験してきた今、心に大きく浮かんでいる問いをひとつかふたつ選んで、ゆっくりと自分に問いかける時間を作ったり、胸に置きながら一週間を過ごしてみよう。
その問いを胸に自分と向き合ったり、世界を見てみた時、見えてくることはあるだろうか?
今自分が手放しかけているストーリーは何?
〜「物語」zoom通話の問いより〜
私自身のあり方をよりピュアなものにしていくために、引き続き取り組んでいきたいなと思った問い。このサークル中によりくっきり出てきたもの:
- 何か貢献しないと(価値を生み出さないと)自分はそこにいてはいけないのではないか
- 見下されたり、小馬鹿にされたり、粗末な扱いを受けても仕方ない存在なんだ
- 自分の居場所がないような不安感、孤独感
こんなのが自分の奥のほうにいるみたい……
前回の「波紋」zoomを通して、「あるがまま」「いのちへの信頼」「矛盾や葛藤もあるのが自然」といったことが自分の中から湧いてきて。その感覚を大切にしていきたいなと思う。また、人それぞれに抱えているストーリーがあるのだなと思うと、何だか愛おしいな〜って、寛容な気持ちが生まれてきそう。
・周りの人の内側の変容を支えるためにどんなことができる?
・どのようにhold space(場をホールドする・うつわを作る)と、そこにある集合的なエネルギーが養われるだろう?
〜「いのちの流れ」seedsより〜
自分が所属しているコミュニティや大切な人たちとの関わり合いの中で、どちらもこれから心の中に常に置いておきたい問いだなと思った。「偉大な指揮者に学ぶリーダーシップ」をもう一度見ながら考えてみたい。
改めて最初の問いを眺めてみると、すぐにわかりやすい結果を得ようとしているかもしれないと思った。それこそ収穫時に自分は居合わせられないかも、くらいのゆったりした気持ちで寄り添えるといいのかな。
「場をホールドする」に関しては、今回のギフトエコノミーサークルで体感できたのは本当によかった!攻撃的にならず、安心してそこに“ただいる”ことができる場をどうやって作っていくのか。むずかしいんだよなぁ……
【HEAD】頭:学びとインスピレーション
今までのSeedsの中で、特に自分の中に大きく残っているHeadの読み物や動画をひとつかふたつ選んでみよう。
ゆっくりと時間をとって読み返したり見返してみる中で、それがどんな風に自分に響いているのか、それらに触れた時に、自分の中から湧いてくる感覚や気付き、問い、記憶、アイデアなどはあるだろうか?
印象的なものが多すぎて選ぶのがむずかしい…… seeds以外でもみんながシェアしてくれた記事や動画も心に残るものが多く。全部またゆっくり見返したり動画を観たい。
(動画)シングルストーリーの危険性
〜「物語」seedsより〜
これは常に気をつけたい。物事をどれだけ多角的に捉えようとしても、死角が存在するということも忘れずに。
(記事)お金以外の形の豊かさって?
〜「豊かさ」seedsより〜
今は金融資本が膨れ上がりすぎている。それ以外のものを大きくして全体のバランスを取っていくことがこれからは大事なのでは?私がやっているボランティア活動Bring me Shonanでは「文化」「生命」「社会資本」がメインかな。
(記事)自然ないのちの形ってなんだろう? 福岡正信
〜「いのちの流れ」seedsより〜
自然と不自然、放任の話が気になり(子育てのことも言及していたし)、本をポチってみた。サークル終わってから読んでみようと思う。自分自身の自然ってそもそもなんだろう?
【HANDS】手:実験してみる
今までのSeedsの中から、もう少し挑戦してみたい、または日常に取り入れたいHandsの小さな実験、もしくは、このサークルを経て、いま、新たに取り組んでみたい小さな実験に取り組んでみよう。
今後も引き続き行いたい、考えていきたいものを2つ選んだ。
誰との会話でもいいので、毎日なにかの会話をしっかりと「聴いて」みよう。聴いている間、自分の意識が別の場所へ行ったり、じぶんの持っている前提が、話を聴くのを難しくしたりすることがあるだろうか?
〜「物語」seedsより〜
極力あるあるバイオレントコミュニケーション(暴力的な対話)にならないよう気をつけながら聴くように心がけている。意識が別のところに行きがちなのは、時間がなくて早く話を切り上げてほしいとき(笑)、何度も同じ話を聞かされているとき、など??
自分のいる業界の大きな会社を、あなたならどう、より寛大で優しいものにする?微細なレベル、広いレベル、両方においてなにができるか、説明を加えながら、試験的な提案を作ってみよう。
〜「波紋」seedsより〜
マイボトルを持参してゴミを減らそう!をメインに掲げたボランティア団体Bring me Shonanのメンバーとして活動している。なので環境問題やサステイナブル、エシカル関係の会社や団体で考えてみようかなと思った。
気をつけないと攻撃的になったり、不安を煽ったりしがち。だからこれまでの発信はなるべく前向きで気軽に取り組めるようなニュアンスを意識してきた。ただ、そこから先にもっと進むにはどうしたらいいのだろう…… これから要検討。
【MORE】
サークルが始まるとき、ひとりひとり、どんな思いや問いを抱えていただろう?そこから今の自分を見た時、どんなものが見えてくるだろう?
これはあとで追記できたらします!
8月9日 zoom
参加者が集まっての6回目のzoom通話。
前半は瞑想、3〜4人のブレイクアウトルーム(スモールグループ)に分かれてのシェアタイム、リーダー的存在であるソーヤー海くんによるギフトの世界観のお話。
後半は全員のビッグルームで、その日出された問いについて1人ずつ話していきました。
前半のブレイクアウトルームでのシェア
- どうやって他者と分かち合うか?ギフト道、あり方を見せるだけで波紋が広がっていくのでは
- なんでもネタにすればいい!結果はどうであれ
- やらなきゃ!を止める。楽しく、湧き上がってくるものを大事に
海くんの話
このギフトエコノミーサークルの大元となっているのは、アメリカで開催されている「laddership circle」。
それをオーガナイズしているのが「Service Space」という団体で、laddership circle以外にもさまざまなプロジェクトが実施されていて、海くんは参加しています。
それらを通してギフトの世界が体感でき、仲間やつながりが得られたり、とにかく満たされる体験をたくさんしてきた!とシェアしてくれました。
また、NVC(共感コミュニケーション)の大御所的存在であるミキ・カシュタンという方のオンラインWSの内容も少し話してくれて。
今の経済
土地・資源・権力を持っている人のところにお金が集まっていく。
資源がある人のところに資源がいく。それって??
↓
ギフトエコノミー
ニーズがある人の元に資源が集まる仕組み。
子どもを養う母親のような感覚。
これを経済の根本に変えられたらいいのでは?
ざっくり言うとこんな感じ…… より詳しくは海くんのブログにミキ・カシュタンのブログ記事の翻訳が掲載されているので、ぜひご覧ください!
後半の問い
- 全体で「育まれたもの」は?
- それを養うために必要なものは?
まず私自身、このサークルによって育まれたものは何かなと考えたとき、度々書いているけどこの6回目のzoomで思ったこと:
- 安心感、信頼、温かさを体感しまくる場だった
- “あるがままでそこにいる” も真に体感できた気がする
- むずかしく考えず、内側から湧いてきたものを伝えていこう
そのほか、メンバーから出てきた感想や意見をいくつかご紹介:
- ちゃんとしなきゃが強い、自分のことを大切にできてないと気づいた
- open heartになれた
- インスピレーションの種をたくさんもらった
- これから具体的にどうやって活動していけばいいんだろう?
- ギフトの世界は温かい
- 体験によって波紋が広がっていく
- 表現することにブレーキをかけていた
- 仲間がほしいと思った
- empowerされる関係性
こればっかりは、その場にいて同じ時間や学びを共有していないとよくわからないよなぁ…… 言葉だけ見るとなんだかフワッとしている感じがするかな??
でも一人一人がかなりディープな旅をした6週間だったのは間違いなくて。
ぜひ各回でご紹介している記事を読んだり、動画を見たりして、サークルに参加してない方にもこの深い探求を体験してほしいな 😛
6回目のギフトエコノミーサークルまとめ
TUPギフトエコノミーサークル、6回目の最終回のテーマ「育まれてきたもの」。
6週間に及ぶ学びとシェアリングの場が終わってしまう悲しさや寂しさもあったけど、これはむしろ終わりではなく始まり!
ここで出会えた仲間たちとこれから一緒に活動していったり、それぞれの体験をシェアする企画がすでにこのときいくつか浮上していました!
そして実はこの翌週に急遽ボーナス回を設定し、集まれる人たちで再度集まり、改めてサークルの感想や今後の話をしたんです 😉
そこで出てきたことは
- お互いを養い続ける関係性を大事にしてほしい
- 自己犠牲じゃなくてservice(=奉仕)
- 「ギフト」は体感を伴うものだから、知らない人に伝えるのがむずかしい
- 「generosity(優しさ、寛容さ)」の世界を伝えていきたい
といったこと。私もこの6週間の体験を大切にしながら、これからの自分の毎日や活動の中でどんどん実践していきたいです!
まずは私にできる一つのギフトとして、このサークルの体験をブログでシェアさせていただきました。
共にこの温かく、優しく、美しい世界を実現していけたら嬉しいです♡ そしてまたインスピレーションの源になりそうなものがあったら、記事でシェアしていきます!