『20年続く人気カフェづくりの本』– 茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ成功のヒント

サザコーヒー・人気カフェづくりの本

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私は大学生の頃からカフェという場が大好きで、いろいろなお店に行きつつ、勝手に分析や研究をしているのですが(笑)

ふらっと立ち寄ったお気に入りの本屋さんで見つけたカフェ本が素晴らしかったので、ご紹介します!

なんと1969年に茨城に創業し、2017年9月時点で13店舗を経営している「サザコーヒー」

人気店であり続ける秘密は、カフェ経営者やこれからカフェを開業したい人に限らず、あらゆる分野において成功するヒントになるはず!

かつてベリーダンススクールの運営をしていた私としては、耳が痛い話が多々ありました(笑)そしてブロガー視点で読んでみても、多いに参考になりましたよ♪

目次

『20年続く人気カフェづくりの本 ―茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ』

私が仕事で品川駅を利用するとき毎回のように行ってしまうのが、構内の「エキュート品川」内にある本屋さん「PAPER WALL」。

すごく小さいんだけど、本のセレクションが絶妙でついつい何か買ってしまう(笑)

この日も例に漏れず面白そうな本を見つけてレジに向かっていたら、このPOPとコーナーを見つけてしまったのです!

  • 「20年続く人気カフェづくりの本」
  • 「なぜスタバやコメダに勝てるのか」

という気になるフレーズ。

品川駅の「サザコーヒー」

この本で取り上げられている「サザコーヒー」は、エキュートにも店舗があります。確かに茨城のコーヒー店が都内に出店してるってすごいですよね!

どんな魅力があるのだろう?と、思わずこの本も購入してしまいました 🙂 

「自分の城」の理想形にこだわりすぎていないか?

私が大学生だった頃はちょうどカフェブーム真っ只中で、何を隠そう私自身も「カフェがやりたい!」と妄想していた1人なのですが(笑)

カフェ開業を夢見て念願のお店をオープンできたとしても、続けられず廃業せざるを得ない…… そんなお店が非常に多い、厳しい業界ですよね。

そうなってしまう理由として、以下の2点を著者は挙げています。

  • 「自分の城」にこだわりすぎ
  • 収支計画・採算管理が甘い

これ、すごく耳が痛い…… 🙁 

というのも、私自身2010年からベリーダンススクールを主催していましたが、うまくいかず辞めた理由として上記の2点がまちがいなく挙げられるなと。

そこで、サザコーヒーの創業者である鈴木さんの言葉がグッとくるんです。

「苦労もあったが、お客さんを楽しませ、自分たちも楽しむうちに半世紀近くとなった」

この言葉にすべてが集約されているのではないでしょうか?

「売ってやろう」ではなく「楽しもう」

ところで、サザコーヒーってどんなお店なの?って思いますよね。

この本にはたくさんの写真が掲載されていて(もちろん表紙も)、見ているだけで「居心地がよさそう」「行ってみたい」と私は感じました!

簡単にその本店の特徴をご紹介すると

  1. 約150坪のお庭がある
  2. 座席空間が広く、椅子の座り心地がよい
  3. コーヒー以外のメニューも多い
  4. 店内に入るとまず物販コーナーがある
  5. ギャラリーが併設され、地元作家の作品が展示されている

と、カフェとしての基本的な機能だけではない「付加価値」がたくさんありますよね!これらはお店を長年経営する中で、お客さんとの「対話」を続けながらこの形になったそうです。

ひとりよがりではなく、お客さんに合わせて変化してきたからこそ、49年もカフェ経営を続けてこれたとのこと。

このさじ加減がむずかしいと思いませんか??

あらゆるビジネスにおいて、「サービスを提供する側」と「サービスを受ける側」がいるわけだけど、お客さんの言いなりになり過ぎてしまったら軸がなくなる。

かと言って、「自分」を全面押しにすると、よっぽどコアなファンでない限りはサーッと引いていってしまいますよね(笑)

近所にある喫茶店に一度入ったら、そこのマスターが自分の話ばかりし、他人の批判をするものだから、「もう二度と行かない」と思いました……

特にビジネスをする場合は「儲ける」のは必須だから、そこを忘れては絶対いけない(これ、女性でけっこう苦手な方多いですよね!お金をもらうのって気が引ける、みたいな)。

でも「儲けなきゃ!」「売らなきゃ!」に意識がいきすぎてしまうと、お客さんもそれを敏感に察知して逃げてしまう。

そこでサザコーヒーが大事にしてきたのが「コーヒーを楽しもう」という訴求だったそうです!

確かに「楽しもう」だと、自然と巻き込まれる感じがありますね 😉 

「ストーリー」を伝えることでファンがつく

サザコーヒーは低価格のセルフ式カフェではなく、中・高価格帯の「高くても売れるお店」。中にはなんと1杯3,000円もするコーヒーがあるそうですよ!

でも、「消費者が納得する“商品ストーリー”があれば『高くても売れる』」とのこと。

3,000円のコーヒーは、オークションで落札された最高級の豆を用いたコーヒーだそうで、コーヒー好きだったら「一度どんなものか飲んでみたい!」と思うかもしれませんね!

また、サザコーヒーの本店の入口にはまず物販コーナーが登場し、自社製品だけでなく笠間焼の陶器なども販売しているそう。

そのような構造にした理由は「サザコーヒーのモットーは、『喫茶だけを売るのではなく、喫茶を楽しむ文化を売る』」だから。

やっぱりここでもキーワードは「楽しむ」ですね!

私自身が好きでよく利用するカフェも、コーヒーや食事がおいしいのはもちろん、お茶する時間そのものが楽しめる空間作りだったり、地元アーティストの作品を展示していたり。

プラスアルファの何かが得られるのもカフェの魅力だな、と改めて思いました♪

まとめ

20年続く人気カフェづくりの本」を読んで私が気になった、心に響いた言葉や内容をご紹介しました!

最後に、ベリーダンススクール運営を辞めてブロガーとして発信している私が、この本を読んでブログ運営に取り入れる・意識するといいと思ったことはこちら。

  • 長く続けるには、時代の変化に対応する「柔軟性」を持っていないとダメ
  • 読者を楽しませながら、自分も楽しむのがポイント
  • 「ストーリー」で読者を惹き付けよう

ひとりよがりにならず、自分のこだわりに固執せず!

常に記事を読んでくださる方を意識しながら、魅力あるブログづくりに励んでいきたいと思います♪

カフェがやりたい方やカフェ好きな方はもちろん、異業種から成功のヒントを得たいという方はぜひ手に取ってみてください!

写真もとっても素敵で、引き込まれることまちがいなしですよ 😎 

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。2024年ピースボートにスタッフとして初乗船。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。
→ Romyのプロフィール詳細

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