【実践!アーバンパーマカルチャー2022④】プランツプロジェクトの発表、コミュニティと助け合うデザイン

海くんとのりかさん

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自由大学主催、東京アーバンパーマカルチャー(TUP)のソーヤー海くん&ガーデナーの石田紀佳さんが教授を務める「実践!アーバンパーマカルチャー2022(11期)」が3月からスタート!

今年は<デザイン編>となって、より実践的な内容の11日間講座に。9期からスタッフとして参加している私は、このブログでちょくちょく講座の様子をご紹介しています。

この記事では、7〜9回目(7〜9月)の講座レポをお届け。講座も折り返しに入り、少しずつ10月30日の「アーバンパーマカルチャーフェスVol.1」の準備も本格化!

これまでのレポは下記をご覧ください。

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目次

第7回 7/31

プランツプロジェクトの発表

日を遮るものが何もない屋上での作業が、一番過酷な時期!朝イチに行って植物の観察、水やり、そして収穫を。(右の写真はルッコラ、さつまいもの葉、ゴーヤ、紫蘇、ズッキーニ)

教室に戻ってチェックインしたら、プランツプロジェクトの発表!気になる植物を一つ選んで、生息場所や育て方、活用法などを調べてA3の紙にまとめてくるという“祝題”。

詳細はこちらの記事を参照:

東京アーバンパーマカルチャー
【TUP楽校】プランツ・プロジェクトと植物の世界 | 東京アーバンパーマカルチャー PAWAで行っているパーマカルチャーデザインコースの中間プロジェクトは、【プランツ・プロジェクト】。目的は、植物に好奇心をかき立てる事と、使える植物のレパートリーを...
  • メリッサ(レモンバーム)
  • ゲンノショウコ
  • ローズマリー
  • ひまわり
  • エキナセア
  • 金柑

みんなが調べてきたのは上記のように、今年はハーブ類が多かった! 

そして「効能や分類などがわかってよかった」「自分で作りたくなった」「全体を使い切りたいと思った」など、プランツプロジェクトをやってみてより植物への興味や親しみが湧いてきたよう🌿

朝収穫した葉物を添えたポットラックランチ。永田町のルッコラはめちゃくちゃ苦くてパンチあり!

動物(家畜)との暮らしについて

海くんと動物の話

午後は、海くんから動物(家畜)の話。講座でこの話が出てきたのは、2022年が初のような?でも確かにパーマカルチャーでは動物との関係は切っても切り離せないね!

ニワトリ、ミツバチ、ウサギ、アクアポニクス(魚)、ヤギなどを海外のファンキーな事例とともに紹介。私もいつかニワトリとヤギと暮らしたい……♡

少し日陰もでき始めた頃、のりかさんと再び屋上へ。

三尺ささげは緑色のうちに収穫して食べちゃったほうがいいみたいで、どんどん取って各自持ち帰り。黄色くなっちゃったものに関しては、種取りして自由大学に保管中!

海くんとのりかさん

最後は10月30日の「アーバンパーマカルチャーフェスVol.1」のアイディア出しをして終了。(7月の回のメモがやけに少ないなと思ったら、病み上がりで不調だったのでした😰)

第8回 8/28

ローズマリーの蒸留水づくり

ローズマリーの蒸留水づくり

受講生のお休みが多く海くんも不在で、かなり少人数のめずらしい回。しかも雨。

まずは教室でのりかさんによるローズマリーの蒸留水づくりを。すごい装置が登場したよ!

アロマテラピー検定を受けた20代の頃、蒸留水のつくり方を確か学んだ気がするけど、どういう仕組みなのか目の前で見られてやっと理解できた。

ローズマリーは頭脳明晰になるし、肌もきれいになる。しかも都会の道端にもたくさん生えていて丈夫で、いいことづくし(笑)

こうして植物に触れるだけでも癒されるし、できあがった蒸留水のほんのり優しい、繊細な香りにもまた癒された。

「この香りが感じられる状態でありたいねー」と受講者が言っていたように、何かとパンチのあるものが溢れている世の中だよね……

アロマが流行った80年代は、それくらい刺激の強いものでないと癒しが得られなかったという背景もあったそう。

屋上に行って、ローズマリーを追加で各自2房ほど摂って。あとはルッコラ、ミント、紫蘇、フェンネル、トゥルシーの花、バタフライピーの花などを収穫。

ポットラック

この日のポットラックランチ!写真にはないけど、小さいズッキーニ、ササゲの実、ローズマリーを入れてご飯を炊いたよ。

プランツプロジェクトの続きとフェスの話

午後は7月にやったプランツプロジェクトの続きで、ススキを調べてきた方がいました!

ススキなどのイネ科植物は、雨が降って土が崩れるのを防いでくれているから、川沿いにあるといいんだって。あと、茅葺きにできる。

ススキ、おぎ、ちがや(茅の輪やしめ縄づくりもできる)などの名前が出てきて、私はそれらのちがいがわかってないことに気づいた(笑)いまだに見分けられる自信がない……

コンポスト

ミミズコンポストのメンテナンス。ミミズ入りの土と腐葉土をエキスパートの受講者が持ってきてくれ、ミミズがちゃんと移動できるように土をたっぷりに!新聞紙を濡らしてかぶせると移動しやすいし、増えやすいのだそう。

右上写真の生い茂る葉っぱは、さつまいもの葉!土の上に抜いたメヒシバを乗せて。そしてメヒシバのリースをのりかさんが作って、それをコンポストの上に置いてきました。

そして最後に、10月のフェスの話を詰めてチェックアウト。「これくらい少人数だと遠慮なく話しやすくてよかった」という声もあり、不参加が多かったものの楽しく終了。

第9回 9/25

チェックインとタイの先住民カレン族のお話

台風続きのシルバーウィークだったけど、最終日の日曜は久しぶりの快晴!かつ気温も少し穏やかで、屋上でも比較的過ごしやすかった。

植物たちは過酷な猛暑をなんとか生き延びていたどころか、イキイキとしていた!たくさん降った雨のおかげかな?

恒例のチェックイン。講座が進んでいく間、一人一人の人生でも当然さまざまなことが起きている。

ときには悲しみや苦しみを伴う出来事もあり、そんな思いも安心して話せる・表現できるような場づくりを常に大切にしている海くん。

「世の中はハッピーが基準。がんばろう教だ」と言っていたけど、本当にそう。嘆きも分かち合ってきたからこそ、受講者どうしのつながりが深まったんじゃないかと思う。

そのあとは、タイで「エコバーシティギャザリング」に参加してきた海くんの話。先住民カレン族の村にも行ってきたそう。

環境=平和活動家の辻信一さんが現地に通い、完成したドキュメンタリー映画『レイジーマン物語 ー タイの森で出会った”なまけ者”』。ここにに登場するジョニさんの息子さんがホストしてくれたんだって!

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DVD

とても評判が良くて気になってはいたものの、まだ見られてなくて…… ますます気になるなぁ!

究極のスローライフを数百年にわたって送ってきたカレン族のところにも、最近では政府の政策によって近代化の波が押し寄せているよう。

それも「環境保護のため」という大義名分があるらしく、一体どういうこと?って思うようなことがタイに限らず世界で起きていることが悲しい。(詳しく把握できてなく、メモも取っていないので大雑把でごめんなさい!)

あと、カレン族の話の流れで海くんが言っていたことで、最近あちこちでも出てきたことをシェアしておきます:

土壌がない、土に根ざしてない暮らしになってしまったから、私たちは常に不安があるのでは?

ミミズコンポスト

毎回メンテナンスが欠かせないミミズコンポスト!

「コミュニティと助け合うデザイン」について

この日のテーマは「コミュニティと助け合うデザイン」

「みんなの人間関係における実体験で、今までどんなことがあったか。どういうところに難しさや苦労があるか?」3人グループになって話し合ってもらいました。

そこで出てきたのは

  • 多様性を尊重するむずかしさ。意見、常識のちがい
  • 合わない人とはどう付き合う?何か攻撃的なことを言われたときなど

受講者の一人がご家族との間であった出来事について話してくれて、海くんからはNVC(非暴力コミュニケーション)的アプローチの提案が。

  1. そもそも人間関係のトラブルや困っていることは、常に「自分」のこと。まずは自分とつながる。自己共感。
  2. そして相手の心とつながる。この人は何を大切にしたいんだろう?
  3. その人との素敵な関係、ポジティブなイメージを想像してみる。

海くんがタイで参加してきた儀式についても話してくれて ↓

1時間で、キャンドルを灯して、それぞれの気持ちを話していく。神聖な場なんだよーということを前提として伝えて。ある程度の設定、セッティングがあるだけで、カオスにならないデザインになる。

場づくりにはこういう「前提」も大事だなと改めて思った。「なんとなく」では安心安全な場にはならないよなぁ……

私たちの社会は、コミュニティを作りにくい。消費に仕向けられているから。

崩れたところから作り直していくのは大変!土壌がないから。そう思うと少し自分に優しくなれる。

など、人との関係性を育むむずかしさも話してくれた。

ニップン・メッタの「ギフティビズム(giftivism)」

ここでニップン・メッタのTEDxトーク “DESIGNING FOR GENEROSITY” をみんなで視聴。

「generosity」とは、日本語にすると「寛容さ」が一番近い。ニップンは「ペイフォワード」「ギフト経済」をテーマにさまざまな活動をしている人。

greenz.jp
「ペイ・フォワード」の気持ちが本物のつながりをつくる。「Service Space」創始者ニップンさんに聞く「ギ... 特集「a Piece of Social Innovation」は、日本中の”ソーシャルイノベーションのカケラたち”をご紹介するNPO法

実は「generosity」はみんなが当たり前にやっていること。ただ、そこに数字や価値が付けられてないから、認識できてないだけ!

喜びからやることがポイント!私たちはリターンを求める思考になっちゃってるから。

ポットラックランチ

ポットラックランチ&休憩後は、コミュニティの話の続きを。午前中とは別のグループになり、「コミュニティの中でイキイキしているときはどういうとき?」か話し合ってみた。

パーマカルチャーを説明するときによく私たちが使う表現は、「いかしあう関係性」

「コミュニティ」という性質、として捉えてみる。形ではなく。遊び心や気楽さがあって、自然と楽しくなっちゃうような性質はなんだろう?

人間関係、人と人のつながりが作れる人が今の社会に足りない。それができればなんとかなる!

最後には10月30日の「アーバンパーマカルチャーフェスVol.1」の作戦会議!どんなことをやるか、かなりまとまってきたよ👏あとは当日何が起きるか??ドキドキ!

Facebookのイベントページです↓

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【事前にPEATIXからお申込みください】自由大学2022 アーバンパーマカルチャーフェスVol.1 Event in 東京都千代田区 by 阿部 瑛里子 and Kanoko Tobinaga on 日曜日, 10月 30 202213 posts in the discussion.

まとめ

2022年の「実践!アーバンパーマカルチャー<デザイン編>」、後半戦に突入して次回はいよいよフェス!パーマカルチャーのことや講座が気になる方はぜひ遊びに来てね🍁

最後にリンクです:

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。 4月から7月はスタッフとしてピースボートに乗船!
→ Romyのプロフィール詳細

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