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どうしようもない違和感。生きる喜びが感じられない絶望感と、そこからの復活

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毎月「来月私の人生どうなっているかわからない」と思いながら過ごしているのだけど、それにしても7月はとんでもないジェットコースターのような月だった。

簡単にハイライトをまとめると

  • 7月頭:4月から始めたものの、ずっと違和感があった安定収入の一つを辞めた
  • 7月半ば:「あぁ、私が求めている生き方はこれでは?」と気づきがあったと同時に、今の暮らしに違和感を覚える
  • 7月後半:何年ぶりかわからないくらい久しぶりに高熱を出してダウン
  • 7月後半:これまた違和感があって「もう無理だ!」と思い、3ヶ月付き合った人と別れる

そんな、私にとって非常に濃い1ヶ月で…… なんで同時多発的に??人生フルリセットか?(確かにリセット願望は心の奥底にあったかも)

結局月の最後には、生きている喜びも感じられないくらい、ズドーンと絶望していた瞬間が度々あった。

絶望感というものは、幸いにも毎日毎日、日常的に味わうものではない。でもいざその感覚がやってくると、「もう私このまま復活できないんじゃ?廃人になるんじゃ?」と思ってしまうくらい、どっぷりその中に入ってしまう。

過去にもそこから這い上がった経験はあったはずなのに、覚えてない。どうやって乗り越えたんだっけ?と、ますます絶望的になっていく……

だから、今回はまだ感覚がホヤホヤのうちに、どんなプロセスだったかをブログに書き残すことにした。それが今絶望の淵にいる誰かをちょっぴり助けることになるかもしれないし、未来の自分を救うことになるかもしれないから。

こんな普段はエネルギー値高めな人でも、落ち込んで絶望したりするんだ!と思いながら読んでいただければ幸いです(笑)

目次

違和感を抱えながら過ごした約3ヶ月

これは前置きだけど、2020年4月に別居開始して以来「これからはなんとかして自立して1人で生きていかねば!」とひたすら走り続けてきた約2年間だった。

離婚のプロセスや、その傷を癒しながら生計を立てていく大変さ、日々の充実感などについて下記記事にまとめたのが今年の2月。

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そして仕事をどうするか悩み倒し、「好きなこと・やりたいことにこだわりすぎず、いったんは安定収入の柱を1本立てよう!」と決めて3月は必死で職探し。

結局縁があって、4月頭から知人の会社でアルバイトとして働き始め、さらには男性との新たな出会いもあって月末から付き合うことに!

まさに始まりの4月で、自分としては新生活のいい波に乗ったつもりだった。人生が好転しだした!と思ったくらい。(早合点するのが悪いクセ笑)


ところが5月に入ってゴールデンウィークが明けた頃から、違和感に気づき始める。

  • 仕事:1ヶ月やってみてすでに辛い。自分がやりたいこととの不一致に悩み始めた(予想の範囲内)
  • 恋愛:彼に会うたびに「??」と思うポイントが出てきた(こっちは予想の範囲外!笑)

でもさすがにまだ1ヶ月前後だし、どちらも自分でできる工夫や調整をしたり、コミュニケーションを取るようにしてみたり。

様子を見つつも「自分のいのちをいかすってどういうことだろう?」と考えた5月だった。


6月に入ってまずは仕事の対策を取ることにし、自分の状況を会社側に相談。引き続き努力はしつつ、自分のエネルギーをここに注ぐ価値が本当にあるのか?しっかり見極めようと思った。

彼に対しては違和感を持ちつつも、諸々のタイミングと事情で6月半ばに沖縄旅行へ行くことに。その準備に追われてバタバタ過ごし、いざ旅行へ!

沖縄では仕事から完全なオフモードになれたのがとても良かったけど、逆に彼とはどっぷり一緒にいたことでますます「??」が増加。不思議な旅だった。

沖縄には友人がいるし、2年連続で行けたこともあって私の中では「第二のホーム」に近い場所になり始めていた。移住もいいなぁ、せめて鎌倉と沖縄の2拠点生活とか…… と贅沢な妄想をするように(笑)

そんな楽しい未来の妄想と現実のギャップが苦しかったのか?6月後半はいろんなことへの違和感がどんどん強くなっていった。

彼とは別れる覚悟で話し合いをしてみたものの、自分の気持ちを相手に伝えているうちに「もう少しがんばってみるか?」と良くも悪くも前向きな結論を出す。


そんな3ヶ月を過ごして7月に突入!もう無理だ、と仕事はやはり辞めることを決意して業務終了。

そして再び旅へ!今度は私が事務局を務めている「いかしあうデザインカレッジ」のメンバーとともに1泊2日の里山ツアーへ ↓

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記事にもいろいろ書いたけど、私の人生観を大きく揺さぶる体験だった。

このあと、住み始めてちょうど丸6年経った鎌倉暮らしへの違和感が再発し、さすがにそろそろ変化がほしいし、鎌倉の人混み・車の多さも疲れるし、もう少し田舎に住みたい欲が出てくる。

もっと旅がしたい!旅を日常に取り入れるにはどうしたらいいのだろう?それに安定収入を早々に手放してしまったから、今度こそしっかり自分と向き合って仕事をどうするか考えねば!

そうやって人生に対して前向きに動こうと、自分の過去の振り返りや棚卸しにせっせと取り組み始めていた。

高熱で強制ストップ。立ち止まって充電に充てた約2週間

ところが!7月下旬に突然の高熱を出し、何年ぶりかに寝込む羽目に……

この大デトックスが思っていた以上の打撃で、熱が下がってからも食欲は戻らないし、人生全体的にやる気が湧いてこない。

強制ストップがかかったかもと自然に思った。これまでがむしゃらにがんばりすぎていたのかな?燃え尽きたのかな?と。そこで、

  • 少し立ち止まって「何もしない」を自分に許可して、ただゆるゆる過ごしてみよう
  • やりたいと思ったことはやるけど、「やらなきゃ!」という義務感からは決して動かないようにしよう

と、無期限で過ごしてみることに。

基本的に普段の私は「好奇心旺盛」「行動的」「前向き」などと人にもよく言われるくらい、エネルギーが高めだと自分でも思っている(笑)

だからこの期間は、そんな本来の自分とはちがうことをやっている状態。多動でいつも動き回っているのに「立ち止まる」だなんて!

かといってエネルギーが湧いてこないからどうしようもない。でも自分が自分ではなくなってしまったようで、さすがに後半から苦しくなってきて悲しい気持ちに……


そんな中、ささやかな幸せを感じようとして、下記の本を軽く読み直してもみた。「うんうん、そうだよねー」とは思うけど、いまいちまだ自分にとっての幸せを感じられない。

普段だったら、太陽の光を浴びたり、近所に咲く花を見たり、海で夕焼けを見れば、「あー幸せだなぁ。生きているっていいなぁ」って思えるのに。

心が動かない。完全に、感覚が鈍っていた。

著:ジェイミー・キャット・キャラン, 翻訳:永峯 涼
¥1,540 (2022/08/20 09:44時点 | Amazon調べ)

もっと日常に「余白」と「1人の時間」が必要だと気づく

にしても、休むことが修行みたいで「今はめいっぱい休めばいいんだよー」と自分に言い聞かせないと休めないってどうなの?

さすがに日常の中に「余白(スペース)」がなさすぎなんじゃない?と反省。

マルチ・ポテンシャライトで活動量と数が多いのは自覚しているから、常に余白を持つことを意識していたはずなのに、やっぱり休み下手だなーと実感した。

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この充電期間中は、やたら寝ていた。体力が落ちたこともあってか、夜は早くに眠くなり、朝も目覚ましが鳴っても起きられないから二度寝。

そして昼間も、なんかだるいなーと思ったらすぐベッドに横になり、気づいたら1時間くらい昼寝していることもしばしば。熱が下がってからもそんな生活をするなんて、初めてなのでは??

昼寝することも自分に許可できていなかった私って…… シエスタ文化を見習おうよ(笑)

それだけぐうたら生活はダメだ!なんなら少し嫌悪感を抱いていたくらいだった。


それで、はたと気づいた。

私はあえて言うなら「脱・資本主義」寄りの活動を普段していて、「右肩上がり!成長!大量生産・大量消費の世の中を変えたい!」みたいな思いがある。「ダウンシフト」「スローライフ」路線。

にも関わらず、自分自身はなんだかんだその一般のレールに乗っかっているのでは??

止まることができず、何かしら生産的なことをしなきゃ、役に立たなきゃという思考がまだ抜けていない。だから休むことなく動き続けていた。

「好きなことをやっているんだから」と自分では納得していたつもりだけど、結局それで忙しくなってしまい、自分にとって必要な休息が取れてなかったら意味ないのでは?

「パーマカルチャーの目標は、ハンモックの時間を増やすこと」とよく言うけど、かなり意識しないとスローに生きられなくなってしまっているのが現代人なんだなぁ。

立ち止まる大切さを日々話しているのに、できていない私!こわいー


あともう一つ。人との距離感やスペースを取ることもやはり意識的にやっているつもりだったけど、圧倒的に足りなかったのではないかと。

それは「男性と付き合う」という形式を数ヶ月やってみて気づいたことでもあるし、体調不良でなるべくSNSから遠ざかっていたことも大きい。

そして、今まではすぐ友だちに話したり相談しがちだったけど、自分のことをベラベラ話しすぎて失敗したかも?と思ったこともあって、それも注意するように。

1人の時間を取ること、孤独であることを敢えて選択することの大切さを知った。

そんなこともあって、「がんばることに疲れたな」と気づき、彼とはお別れすることをようやく決意。ずっとわかってはいたものの、納得いくまでチャレンジはしたかったんだよねぇ……

8月に入って焦りとともに少しずつ生気を取り戻す

そんなこんなで気づきと学びはそれなりにあったものの、2週間近くダラダラとやる気が戻らない日々を過ごして8月に突入。

こんな状態のまま仕事を探したって、ろくなエネルギーじゃないからダメだろうなと諦めていたけど、さすがにそろそろやばくない??本当はもう休んでいる場合じゃない、何かしないと、という焦りも出てきた。

これまでナレーションやダンスなどいろんな仕事をしてきて、それなりにキャリアも積んできたけど、結局それで暮らしていけてないじゃないか!

結婚生活を15年送り、子育てだってしてきたけど、今はないに近い。久しぶりに人と付き合ってもみたけど、それも続かなかった!

やっぱり私って、何もできない、中途半端で生きている価値がない人間なんじゃないか……という、たまーにやってくる恐ろしく絶望的で自暴自棄なやつがフツフツと湧いてきた。

こういうときって過去にもあったはずだけど、私ってどれくらいでリカバーしてたっけ?本当に復帰できてた?できる?

それまでの自分に戻れる自信がなくなってきた。いや、戻らなくていいのか?進化した自分になれたら最高だけど、そんな素晴らしい状態になれる気がしない。

あぁ、どうしようどうしよう……🤯


とグルグル絶望を味わいつつも、小さな変化を感じた。それは食欲が戻ってきたことだった!

近所の肉屋さんのコロッケを久しぶりに買った。揚げ物って体調が悪いとき食べたくならないでしょ(笑)美味しいものが食べたいー!ビールも飲みたいー!そろそろ肉も食べてもいいかも?という気がしてきた。

あ、これっていい兆候なんじゃない?

食欲の回復とともにしばらく湧いてこなかった「踊りたい」という欲も出てきて、そこからは「あ、私生き返ってきたぞ」という感覚が日に日に増していった。

だからってすぐ調子に乗らないよう自分をある程度監視しつつも(笑)生きる喜びを再び感じられるようになったことを静かにお祝いした。

いやぁ、今回はなかなかハードだった……

大切にしたい価値観を再確認!やはり自分に嘘はつけない

ディモンシュとレモンシュ

苦しかった約2週間の強制ストップ期間を終えた今思うのは、考えていた以上にずっと休みなく動き続けていたんだなということ。

10代から30代半ばにかけての比ではないのだけど(その頃は「アトピー」という目に見える形で表れていてひどかった)、それでもがんばりグセはなかなか抜けない。

もしかしたら今はがんばりというよりは、「前向きな努力・チャレンジと行動」に変化はしてきたかもしれないけど。(少しニュアンスがちがうよね?笑)

だから何度も言うように「立ち止まる」「休む」ことをもっと大事にしていきたいし、日頃から自分に言い聞かせる必要があるなと思った。

楽しいことや好きなことをしていたとしてもね!

そしてそもそもの話として、自分に向いてないことをしてもエネルギーを消耗するだけ。お金や生活のため、世間でいいこととされているから、などを理由に選んではいけない。

4月から始めた仕事も恋愛も、自分には向いてないとある程度わかっていつつも「世間の枠組みに入ってみるチャレンジ」をなぜか自分に課してしまって(笑)

3ヶ月やってみてダメだったからもうやりません!3ヶ月ルール大事!


そんな謎のチャレンジも、やる気喪失の絶望期間も決して無駄ではなくて。こうして起きたことや自分の感情とじっくり向き合ってみることで、本当に大切にしていきたいことを再確認できる。

  • 風のように、軽やかに、自由に生きたい(固定されること、縛られるのは本当に無理だ笑)
  • 笑いや面白さのある人たちとの時間を大切にしたい
  • 安定よりもスパイスのある人生を生きたい
  • 枠組みからどれだけ自由になれるかが私の人生の一つのミッション(エッジを攻める!)
  • 旅するように暮らしたい、仕事したい、恋愛したい

など、私にとって大切な価値観がよりくっきり浮かび上がってきた。

あまり一般的ではないものもあるかもしれないけど(笑)ずっとマイノリティで変わっている部類だったのだから、もうその道を突き進めばいいのでは?

といい意味でのあきらめと覚悟ができたような気もする!


さ!十分内省や振り返りをしたし、自然とエネルギーも湧いてきたので前に進みます(無理はせずに、休息は取りながら笑)。

こんな私のドタバタな日々が、何かのお役に立てれば幸いです♡

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。2024年ピースボートにスタッフとして初乗船。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。
→ Romyのプロフィール詳細

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