振り返ったら人生そのものがpassionになっていた。私のハミングバードな生き方

サーフィン後、材木座海岸にて

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この1〜2週間くらい、楽しくて嬉しくて幸せな時間が本当に多くて、その溢れそうな豊かさの温泉に浸かっている状態かもしれない。

オンライン、オフライン、どちらでも大好きな人たちとずっと会っている。何年か前までは想像できなかった世界に今生きている気がする。

こんな毎日ニヤニヤしたり浮かれたりして、「私、大丈夫かな?うざくないかな?」なんて少し不安になったりもしながら 😆 

でも振り返ると、中途半端と言われ、私は欠けているとずっと思っていて、何度も心身ともにぼろぼろになり、本当にジェットコースターのような30代で……

そんな中、もがきながらもあきらめず進んできたから、40歳を迎えた今こんなに穏やかでかつワクワクするところに立てているのだと思う。

と思ったら、この今の幸せな状態を書き留めておきたくなった!ここが私のヘンタイ性の一つ(笑)

ということで、自分の今の人生に対する絶対的な安心感、「I love my life!」という確信を得たきっかけとなった動画や、友人たちとの語らいで気づいたことを綴っていきます。

目次

作家エリザベス・ギルバートのハミングバード動画

先日、ベストセラー作家エリザベス・ギルバートの動画を見ました。

以前「創造性を育むには」というTEDトークを見て、まぁ素晴らしくて感動したのだけど(それについては下記の記事に書きました!)。

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今回見たのは、「Flight of the Hummingbird: The Curiosity-driven Life」という動画。

残念ながら日本語字幕はないのだけど、英語がわかる方だったらエリザベスのパワフルかつ愛溢れる話し方、美しい言葉遣いなど、圧倒されるのではないかと。

Eat, Pray, Love author Elizabeth Gilbert does something she thought she never would in her SuperSoul Session... she’s actually speaking out AGAINST passion! Elizabeth takes us on a curious flight explaining why sometimes not having a passion can lead to an even more fulfilling life. Is your curiosity piqued?

私が先日まで受講していたBliss(天職)創造プログラムの仲間が教えてくれました♡

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内容を要約すると、エリザベス自身はずっと子どもの頃から作家になりたくて、ひたすら真っ直ぐにその道を志して生きてきた人。

そして『食べて、祈って、恋をして』が大ヒットし、ベストセラー作家になります(その後の彼女の苦しみや葛藤については、最初に紹介したTEDトークで語られています)。

そんな彼女は、自分のpassion(情熱)を見つけて、それに従って生きることの大切さをこれまで長いことずっと伝えてきたそう。

でもある日のトークショー後に参加者からメッセージをもらい、全身に衝撃が走るような体験をします。そのメッセージに書かれていたことは

「私はずっとあなたや多くの人が言うpassionを探し求めて生きてきたけど、残念ながらそんなものは見つからなかった。決して怠けてきたわけではない。でもそれが見つからないということは、私はloserだなと感じる。だから私は今日のあなたのスピーチを聞いて絶望的な気持ちになった。」

「私にはcuriosityがある。いろいろなことに興味があって、それらに導かれるようにやってみては飽き、また次のcuriosityへと移るんです」

(超意訳です。そして流れも少しちがうから本当にざっくりした要約)

このメッセージを何度も読み、自分がこれまでにどれだけ多くの人々を排除してきたかに愕然とし、ふと自分の周りにいる愛しい人たちを思い浮かべてみたそう。

その人たちの人生は、まるでハミングバード(ハチドリ)のようにあっちに行ってはこっちに行き、さまざまな試練や紆余曲折を乗り越えながら、その人オリジナルのgoldenな人生を生きているのだと気づいたのです。

エリザベスの旦那さんがまさにそんな人生を生きてきた人だそうで、彼の言葉がとても象徴的。

「My passion is for life itself. In all of its magnificent directions.」
私の情熱は、人生そのものにある。その全ての素晴らしい道の中に。

でも「情熱を追い求めて、目的に従って生きよう」というメッセージが溢れかえっているこの世の中で、ハミングバード型の人たちは絶えず不安を抱えている。

自分には何か欠けているのではないか?って。

それに気づいたエリザベスがそれ以来、そんな人たちに対して言うのは

「Just follow your curiosity.」
あなたの好奇心に従えばいい。

curiosity(好奇心)という言葉のほうが、人生の全てをかけて飛び込まないといけないpassionと比べてはるかに優しくて穏やかだし、毎日の生活の中に必ず何かしらある。

そうやってハミングバードのように、あっちの木からこっちの木へと移動しながらcross-pollinate(異花受粉)し、それぞれの場所で得た知識や経験をまた次の場所で伝え……

そうやって好奇心の赴くままにジャーニーを続けているうちに、ふと振り返ったときに「あれ?これってまさに私が思い描いていた人生なのでは?」と気づく。

それこそが、あなたのpassionなのだ、と。

「マルチ・ポテンシャライト」との出会いと私のハミングバードな生き方

Romyベリーダンスパフォーマンス

実はこのエリザベスのお話自体、私にとって新しいものでは決してなく、その生き方をさらに追求していこうとここ数年過ごしてきました。

というのも、30代半ば頃に挫折を味わって、私の生き方はこのpassion型とはちょっと違うとわかったから。

20代半ばでベリーダンスにハマり、私なりに夢中でその道を突き進んでいたのだけど…… 30代に入って自分のスクール運営を始め、コンペティションでも入賞し、気づくとburn out(燃え尽きた)状態になっていました。

やり切ったような、でももっとやりたい気持ちも残しつつ、かと言ってどこに向かえばいいのかわからない…… 他のベリーダンサーたちのようにダンス漬けにもなれない。

実際この頃はベリーダンスが軸になっていたものの、今もやっているナレーションの仕事もし、ときにはお金が必要でバイトもし、「いろんなことをやっていて中途半端だ」と散々言われたんですよね。

そう、中途半端。この言葉がズキズキ来た。

世間では「1つのことにフォーカスし、それを極めていくのが素晴らしい生き方だ」という無言のプレッシャーもある。

「いい歳なんだし、あれもこれもやっていないでそろそろ落ち着いたら?」って言われたりもする。

あぁ、私は何もかもが中途半端でどうしようもない人間なのかと。

これだけ熱中していたはずのベリーダンスも、極めることができないのかと。


そんなときに私の周りで話題になったのが「multi-potentialite(マルチ・ポテンシャライト)」という生き方。

ざっくり言うと、世の中にはspecialist(専門家)とgeneralist(ゼネラリスト)がいるという、まさにエリザベスの話に通じるものがあります。

この話もしだすとどんどん長くなるから割愛するけど、これがパカーン!と開ける大きなきっかけとなりました!

エミリー・ワプニックのTEDトーク「天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?」のリンクを貼っておくので、よかったらご覧ください。これは日本語字幕あり↓

そこで、鎌倉に引っ越して少ししてから思い切って一度ベリーダンスを手放すことにし(自分の中ではあくまで「活動休止」)、好奇心の赴くままにいろんなことを始めました。

このブログを始め、ずっとできなかった海外旅行をして、そこからトラベルライターに興味を持ち旅メディアで1年間執筆したり。

そうこうしているうちに、ブログ経由でライティングの仕事をもらえるようになったり。Webメディアの編集校正などの仕事を始め、好きなときに好きな場所で働ける生き方を追求してみたり。

友だちの活動の応援をしているうちにメンバーになっていたり、勧められてピンと来たところに出向いているうちにまた新しい活動につながったり。

そんなことを4年近くやってきて、2020年夏頃からだいぶ方向性が固まってきた感じがしています!

と言っても、それもまたすぐ変化するだろうから、1年後どうなっているかは自分でもわからない 😆 

「あぁ、私は大丈夫」と安堵や静かな喜びが内側から湧いてくる感覚

そんなわけでエリザベスのハミングバードの話は新しくはなかったけど、それでも圧倒的な感動があり、ちょうど翌日会ったNVC友だちの2人にシェアしました。

そこで改めて、エリザベスが言う「振り返ったら自分のpassionを生きていた」状態にまさに今いることに気づいたんです!その圧倒的な安心感、安堵、信頼、静かな喜びが内側から湧いてきているのだと。

友だちには「ロミさんは才能が溢れている!鎌倉の宝だね」とまで言われて、びっくりしたけど嬉しかった♡

これまでの紆余曲折が今の私を形作っていて、中途半端なのではなくて多才なのか!そう言ってもらえること、素直に受け入れたいなとも思いました。

ここ数ヶ月の間、知り合い何人かに「いつもいろんなことにチャレンジしていて、見ていて勇気づけられる」というようなことを言われて。

何を成し遂げたかよりも、そんな生き方自体が周りへのギフトになるのかなとそのとき思ったんだよなぁ。

たくさんの点と点がつながって線になったような、あらゆることに導かれて今ここにいるんだな、っていう感覚。

もちろん悲しいことや悩むことはある。でも自分でも笑ってしまうくらい、毎日が小さなミラクルに溢れていて、世界がキラキラして見える。

そんな風に感じることが夏頃から多くなり、ここ2週間くらいでそれがさらにパワーアップしていて、ついにこのエリザベスの動画と友人たちとの語らいで完全に肚落ちした気がしています♡

最後に

photo by yu_yoshizawa83

自分でも前からわかってはいたのだけど、こういう話をすること自体がものすごく好きでワクワクするし、止まらなくなる!

マルチ・ポテンシャライトのことも何度か記事に書こうとして下書きには入っていたけど、溢れすぎてまとめられなかった(笑)

今回の記事も気づけば4,000文字超え!もっともっと書きたいことはあるけど、それはまた別の機会に譲ることにします。

ハミングバードたちがどうやって生きていくか、もう少し具体的なところまで書かれていたのがマルチ・ポテンシャライトの本なので、気になる方はぜひ。

ちなみに、自分がハミングバードないしマルチ・ポテンシャライトな生き方だとわかってからも、スペシャリスト・職人的生き方をする人たちに憧れることは止められない 😆 

ないものねだりってやつよね〜

どちらの生き方だとしても、その人らしく輝いているのが一番!そんな人たちを見ているのが好きだな♡

あ、あとこれこそ本当に最後にしたいけど(笑)、私はハイブリッド型かもしれないなとも思っている。ハマるとpassion型の人みたいにまっしぐらになりがちだから!

2022年3月8日追記:「マルチ・ポテンシャライト」について記事にしました!こちらもぜひ ↓

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。
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