「NVCダンスフロア」を体験。奥に潜んでいた感情とニーズにつながる自己共感の時間に

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私が学び実践し始めて約1年となる「NVC(non-violent communication/非暴力・共感コミュニケーション)」

暴力的にならず、平和的に自分とも周りの人ともつながるためのとても素晴らしいメソッドで、やればやるほどハマっていく不思議な世界です 😆

そしてそれをより体で感じられるツール「NVCダンスフロア」を体験してきました!

今年は誰かとの関係で悩んだとき、ノートを使って自己共感をしたり、友人に相談したりして乗り越えてきけど、それらは頭で考えながら一生懸命言葉でまとめよう・伝えようとする感覚。

でもダンスフロアは名前の通り動きがあるから、体感を使って自分の内側につながれて、スムーズに解決策が導き出せたり、肚に落ちる感覚があるのかも?と思いました。

目次

体感型共感ツール「NVCダンスフロア」とは

開発したのは、アレクサンダー・テクニークというボディワークの先生であり、CNVC(Center for Nonviolent Communication)認定トレーナーでもある、イギリス在住のブリジット・ベルグレイヴさんとジーナ・ローリーさん。

「NVCダンスフロア」は、床においたA4サイズのカードを活用して、身体が本来もっている感じる力に目を向け、自分自身に対して誠実に、正直に寄り添うことをサポートします。

引用元:NVC Japan「NVCダンスフロア カードセット」

わかりづらいけど、名前から連想するようにガンガン踊るわけではない(笑)床に置かれたカードの上を移動する様子がダンスのステップみたいだから、そう名付けられたそう。

  • ロールプレイで対話する構成の4つの「内側/外側のダンス」
  • 内的な変容をもたらす5つの「内側のダンス」

と全部で9種類のダンスがあります。詳しくは引用元となっている記事を読んでもらったほうが早いのでぜひ↓

ガイドは栗山のぞみさん

甘酒ラテと米粉マフィン

私が体験させてもらったときのガイドは、共感的コミュニケーションの勉強会を開催されている栗山のぞみさん。

場所は参宮橋にあるコクリエーションスペースAtlya。ここは知人の井尾さわこさんが主催していて、いつか行ってみたかった場所!

そして今回一緒に行こうと声をかけてくれたのは、私がNVC講座を受けた藤井麗美さん(以下レミさん)。彼女とは鎌倉で一緒に活動してます!

まずは到着して、小腹が減ったのでおやつをいただきながらダンスフロアの説明を聞いて。

そしてセッティング。カードを並べる位置に意味があり、周りに引いてある紫色のリボンは「結界」のような役割を果たしています。

こちらは、レミさんが選んだ「YES/NOダンス」のカード。

いま、迷っていますか? YesとNoの間で引き裂かれているのなら……後悔しない決断をするために、内なる葛藤と不確実性に向き合います。

引用元:NVC Japan「NVCダンスフロア カードセット」

私は本当にそばにいるだけで何もしてないに等しいんだけど(笑)、人の葛藤を見守るというのはかなりエネルギーを使うものなんだなーと改めて思った。

NVCの講座のときも、共感サークルのときもあとでドッと疲れるけど、そりゃそうだよね。

「お一人のセッション時間はプロセスによって変わります。集中力(体力)も必要なので80分ぐらいを最大目処にと思っています。」と事前にのぞみさんから言われていたけど、まさに集中力・体力を使った!

内容について詳しくは、レミさんのブログが更新されたらリンクを貼ります 😉

併設のtugugotoカフェでいったんランチ休憩!どれも美味しかった♡ パンクしかけていた脳に栄養が行き渡った感じ(笑)

私は自己共感のダンスを体験!

ランチのあとは私のセッションタイム。

離婚がようやく成立してまっさらな気持ちになっていたこともあり、あんまり扱いたいトピックが思い浮かばず…… 万能でいいよとオススメされた「自己共感のダンス」にしました。

自分への共感は、NVCにおいてなにより重要なプロセス。セルフケア、内なる明確さ、⾃分をエンパワーするための時間をとりたいときに。数種類のリクエストカードが、自分の望みをより明確に、実現可能なものにしてくれるでしょう。

引用元:NVC Japan「NVCダンスフロア カードセット」

20分くらいで軽くやってみようと話していたにも関わらず、自分でも思っていなかったところに展開していってしまい(笑)、結局40分かかりました!おそるべし、NVCダンスフロア……

写真を撮りそびれちゃったけど、私がやった自己共感のダンスのカードは

  • ジャッカル(自分や他者への批判的な声)
  • 観察
  • 感情
  • ニーズ
  • 自分へのリクエスト
  • 他者へのリクエスト
  • 他の人へのリクエスト
  • 今すぐできるリクエスト

という構成になっていて、好きなカードからスタートできます。だいたいどんな流れで進んだのかご紹介すると:

***

感情や今の状態
疲れている。
もっとゆっくりしたい。のんびりしたい。まだそんなに動きたくない。
じっくり今のまっさらな状態を味わいたい。
でも予定が詰まっていて気忙しい。
連絡もしなきゃいけなくて焦りがある。
人の話を聞き疲れた。少しうんざり?
静寂があったのに刺激が入っている。
穏やかなところにいきたい。
何もしない時間、自分の空間や時間が取れてない嘆きがある。

ジャッカルの声
そんなに弱くてどうするの?
NVCを伝えていきたいのに、人の話に影響されすぎじゃん?

観察
焦らなくてもいいんじゃない?
人それぞれの適性、向き不向きもあるし。

今一緒に活動している4人の顔が浮かぶ(まるでアメリカのマウントラシュモアのように 笑)。
彼らと比べてしまって自分の能力が足りないとか、もっとがんばらなきゃ、ついていかなきゃ、という昔のパターンをやりそうな自分を発見。

「presence 存在」
そこにいるだけでいいんだよ

この言葉を今年たくさんもらって、そうなんだ、と自分に染み込ませてきたけど……
まだちょっと土台として不安定だったことに気づく。

ニーズ
スペース(1人の時間をしっかり確保したい)
バウンダリー(境界線)
グラウンディング(どっしり根を張りたい、自分の軸を感じたい)
自己受容
自己信頼
セルフケア
ニーズを満たすパワー
気楽さ など
※これらが満たされていないと、自分が自分じゃなくなるような。人の影響をすごく受けてしまう、同化してしまうことに気づく

統合
超越

自分へのリクエスト
1日に必ず自分とつながる時間を作る。
静かな空間、呼吸にフォーカスする、目をつぶるなど……
湧いてきたものを大事に。

相手へのリクエスト
そういう時間が必要だということを伝える。
自分とつながり、自分を取り戻すことで相手とも心地よく対話できる。

今すぐできるリクエスト
上のリクエストをすぐその場でメモする!

***

と、だいたいこのようなプロセスで、スッキリした気持ちで枠の外に出られました!自分の中にあった心身の疲労感自体は自覚していたけど、

  • その奥にあった「自分は弱い、もっと強くならなきゃダメ?」という声
  • 自分ではないものになろうとしそうな自分(この段階で気づけてよかった!)
  • 今年1年かけて自己受容・自己信頼を深めてきたはものの、セルフケアの時間が取れていないとそこがグラつくんだな

といったことを発見。

2021年はガンガン動こうと思っているだけに、2020年の終わりにこれらがわかって本当によかった!のぞみさん、見守ってくれていたレミさんありがとう♡

1人になってセルフケアの時間と振り返り

2020年12月25日

NVCダンスフロアを終えて一度帰宅し、 カフェで1人時間を取ろうと自転車で外に出たら、間に合わないと思っていた夕焼けがまだ広がっていて……

その温かいオレンジ色に引き寄せられて、由比ヶ浜海岸まで爆走!やっと海で夕焼けが見られた。どれだけこの時間を望んでいたことか!

私にとって大事な大事なセルフケア、ヒーリング法。自然とつながること、音楽を聴きながら踊ること、手帳やノートに思いを書いて自己共感することetc……

しばらく予定が詰まっていて移動も多く、時間はあってもエネルギー切れしてできず。でもダンスフロアのおかげで、いかに自分にとって大事か再確認でき、ゆっくり自分とつながることができました。

こうやって「今だ!」と瞬間のインスピレーションにしたがって行動することも、フローを大事にしている私には必要なんだよね。

そして改めて、自分への「お疲れ様」という労いの言葉を海でかけてあげられました。

夜飲んだヨギティーのメッセージがまたタイムリー過ぎたのでご紹介します:

Love yourself so that you may know how to live with self-respect.
自尊心とともに生きられるよう、自分自身を愛そう。

周りにいる大切な人たちへの愛、つながり、感謝、貢献したい、などのニーズが溢れすぎると自分のことが後回しになりがち。

「まずは自分を大切にすることから♡」って人に言っているのに…… 気をつけよう(笑)

体験してみて感じたNVCダンスフロアの可能性

正直な話、受ける前はそこまで乗り気ではありませんでした(笑)ダンスフロアのHPを見てみて何となく面白そうかも?とは思ったものの、そこまでピンと来ていたわけではなく……

ただ、NVC実践者として、今後広めていきたい立場として、経験しておこうかな?くらいのモチベーションで。長野1泊旅行の翌日だったこともあり、疲労感が強くて東京に行くのもめんどくさいなーって 🙁

最初は人がダンスしている様子を見る・支える側だったので、どうやらすごいっぽいぞ!とは思ったものの、やはりまだよくわからず(笑)

でも実際に自分がやってみてびっくり!思いがけないものが内側から出てきちゃったよ!

枠の中に入ってそれぞれのカードの上に立ち、ちゃんとそこでカードの内容を味わっていると、頭で考えているよりも体の中の違和感やうごめきが感じられる気がしました。

私は気づくと腕を動かしたりしていて、やっぱりダンサーだし体感の人なのかも。次やるときはもっと動きたいように動いてみようかな。

マウントラシュモアの話をしたけど、その4人のうちの1人であるレミさんに見守ってもらえたのは本当によかったし、さらにつながれた感覚がとても嬉しかったです。

NVC初心者から、実践を深めている人、さまざまなシチュエーションに応じて選べる9種類のダンス。ぜひ機会があれば体験してみてくださいね!

→ NVC JapanのHPへ

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。 4月から7月はスタッフとしてピースボートに乗船!
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