「Dances of Universal Peace 世界平和の踊り」に通訳として参加!@アサバアートスクエア

集合写真

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10月11日(水)に開催された1dayリトリート「Dances of Universal Peace(DUP)〜世界平和の踊り〜」に通訳として参加しました!

北米や中南米を中心に広がっているこのDUPは、仲間のソーヤー海くんが去年の冬にタイのエコビレッジで初体験。

そして10月、千葉県いすみ市の「パーマカルチャーと平和道場」にファシリテーターのArjunをコロンビアからお招きすることが決まっていて……

⁡「気になるなぁ。でも日程的に厳しいな」と思っていたら、DUPと縁のある逗子在住の友人、佐藤ゆみ(以後ゆみちん)から連絡があり。

彼女の「ぜひ湘南方面でも開催したい!」という熱い思いから、今回の企画が実現✨

⁡ささやかながら私はそのつなぎ役ができて、当日は人生でおそらく初めて通訳としてArjunとみんなの橋渡しを😊

会場となった金沢文庫の「アサバアートスクエア」にはなんと30人以上が集まり、みんなで輪になって歌い踊りました。

その様子を写真とともにご紹介します!

目次

Dances of Universal Peace(DUP)とは

タイでのDUP
2022年のタイにあるエコビレッジでのDUP

まずは「Dances of Universal Peace(DUP)〜世界平和の踊り〜」について:

「太古の昔から、神聖な動き、歌、物語は、季節の儀式やお祝いの時、日常生活や人生の一部として、日々の再生や瞑想の際に人々を結び付けてきました。 DUPは、この時代を超えた神聖なダンスの伝統の一部です。

スーフィーの教師であり禅師でもあるサミュエル L. ルイスの生涯の最高の功績であるダンスは、世界の精神的伝統から音楽や動きに至るまで、経典や神聖なフレーズを源にしています。 ダンスは変容をもたらすスピリチュアルな実践であり、具体化された一体感、存在感、思いやりを呼び起こし、私たち自身の中にあるスピリチュアルな本質に触れます。 安全、信頼性、マインドフルネスの雰囲気の中で提供されるダンスは、動き、音、呼吸、神聖なフレーズの統一された体験を呼び起こします。」

DUPのウェブサイト

1960年代から創始者サミュエル L. ルイスによって世界中に広められたDUPは、音楽やダンスの経験は不要で、誰でも参加できるのがポイント。

全部で650以上(Arjunからは800以上と聞いた!)ある曲のテーマは

  • 平和(内側も外側も)
  • 癒し(地球、個人、地球市民)
  • 人生の神秘

など。

なお、冒頭に書いたようこれまでは北米や中南米、ヨーロッパを中心に広まってきたようで、去年からArjunたちは旅をしながらアジアにも広める活動をしているそう。

今回の1dayリトリートについて

そして金沢文庫でのDUPについては、ゆみちん作成のFacebookイベントページより:

コロンビアからDances of Universal Peaceのファシリテーター/ミュージシャンのArjun(アルジュン)が初来日し、日本で初めてのリトリートを開催します

Dances of Universal Peace(DUP)
直訳すると「世界平和の踊り」

世界各地に伝わる先住民の叡智や さまざまな宗教からインスピレーションを受けたマントラやチャント、短い歌のフレーズと、とてもシンプルな振り付けにあわせてみんなで輪になり踊ることで、自然と心が開かれ、深いつながりと調和を感じることができます

ブラジルに住むわたしの妹のお隣さん Zelice が たまたまこのDUPの先生だったことから、わたしも妹を通じDUPに出逢い、実践してきました。ひとつの民族や宗教だけではなく、さまざまな言語で、さまざまな振りで、でもひとつの輪になって踊り歌うこと

違いを超えてつながりあえることを体感する
そのひとときこそが「平和」そのものなのです

◎ファシリテーター Arjun Calero
コロンビア出身。2003年、コロンビアのアンデス山脈に仲間や家族とともに「アトランティダ・エコビレッジ」を立ち上げ、オルタナティブで回復的な生き方を探求し、体現している。より良い未来を築くため、長年にわたり地元の先住民コミュニティ、若者グループ、運動、ネットワークと協力し、2003年からは先住民の儀式やアメリカ大陸の古代の叡智に深く関わり、メディスン・マンや儀式のディレクターも務めている。世界各国でDUPを20年以上ファシリテートしている。DUP国際ネットワークのシニア・メンター。S.R.I.のスーフィー・ガイド。

◎ホスト Yumi Sato
いのちを祝う “祝祭家”
祭や音楽をめぐり旅した国は40ヶ国以上。19歳からチンドン屋として日本全国・世界各地のまちを歩き、太鼓の音ひとつで祝祭を立ち上げ、日常と非日常・ひととひと・まちとひととをつなぐ。近年は古代から伝わるシャーマニズムやうたの探求・実践も行い、自分の内側を深くめぐる旅へのガイドも。”祝祭”を軸に、内への、外への旅へといざなう案内人
https://lit.link/playpray

◎通訳 Romy
東京生まれ、横浜・ニューヨーク育ち。幼少期より音楽、演劇、ダンスなどの舞台芸術に魅了されて幅広く経験を積み、20代よりナレーター/ベリーダンサー&講師として活動。2016年鎌倉移住後は、自然に寄り添ったスローライフにシフト。ボディワーク、パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション、マインドフルネスなどの道を探究中。ダンス・ムーブメント・タッチセラピーを通じて、心身を解放させ、その人本来の輝きを取り戻すサポートをしている。
https://lit.link/romyhiromi

◎協力 Special Thanks
パーマカルチャーと平和道場 / ソーヤー海

Facebookイベントページより

会場は金沢文庫にある「アサバアートスクエア」

アサバアートスクエア

浅葉 “キャンディ” 和子先生により1968年から子どものためのデザイン教室としてスタート。53年にわたり “こどもの未来は地球の未来” をスローガンに「金沢文庫芸術祭」毎年開催、世界各地の叡智を今に伝えるリーダーやアーティストが大集結する「先住民族広場」を運営するなど、アートを通じてさまざまな新しい出逢いを多くのひとにもたらし 素晴らしい未来をつくるための虹の架け橋として愛されている

Facebookイベントページより

今回の1dayリトリートの会場となったのは、金沢文庫にある「Asaba Art Square(アサバアートスクエア)」。

ゆみちんを始め、私の友人たちの多くが縁あるアサバさんだけど、私自身は初めて。

「世界平和を大きな大きな愛で祈りつづけ、たくさんのひとが集い、行動しつづけてきたこの場所」とゆみちんが表現していたように、まさにピースフルでボーダーレスな空間🌈

Dances of Universal Peace in Japan!

まずはファシリテーターのArjunとパートナーのJessieをお迎えに行き、アサバとすぐ近くにある称名寺の場所チェックをし、会場の設営などをしてから参加者をお迎え〜〜

午前中は室内で

ほとんどの参加者が初めて触れるDUP。まずはどんなものかを知り、その進め方やお互いにも慣れるため、屋内のプライベートな空間で午前の部は開催。

Arjunから多少の説明はありつつ、「やってみないとわからないから、とにかく一緒にやってみよう〜♫」とスタート。

見よう見まねで4曲を歌い踊るうちに、あっという間に2時間くらいが過ぎていてびっくり!

〜午前中の曲リスト〜
(ゆみちん、まとめてくれてありがとう❤️)

  1. Ubiara / アマゾンの少数民族に伝わる歌
  2. Yaidai Yaidai Shalom / イスラエル・ヘブライ語
  3. Butter Zikr (la ilaha illallah as Salam aleikum) / パレスチナ・アラビア語
  4. Abwoon D’bashmaya / アラム語

ちょうどリトリート開催の少し前に、ガザ地区での戦争が再開。その報道と凄まじい状況に、多くの人が心を痛めていて……

開始前にゆみちんがArjunにもその話をしてくれたからかわからないけど、【②イスラエル ③パレスチナ】とみんなでガザへの祈りを送った。

ヘブライ語の「Shalom」とアラビア語の「Salam」はどちらも平和の意。文字の並びを見るだけでなく、実際に発音してみるとどれだけ言葉が近いかわかる。

Arjunによると「イスラエルとパレスチナに平和が訪れるとき、世界中に平和が訪れる」と言われているそう。

どうして争い続けなければならないのだろう?


誰もが予期しない形で始まったハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃。

これに対して、イスラエルは「戦争状態」だと宣言し、報復措置としてハマスが拠点とするガザ地区に絶え間ない空爆を続けている。

ガザ地区の死者数は2670人。イスラエル側も含めた衝突の死者数は1週間あまりで4000人を超えている。

2023.10.12 NHK国際ニュースナビより

イスラエル・ガザ地区、境界線とその歴史について

BBCニュース
【解説】 イスラエル・ガザ戦争 対立の歴史をさかのぼる - BBCニュース イスラエルとパレスチナの対立は約100年前から続く。主な争点は何なのか。

午後は称名寺の広場にて、輪になって歌って踊って〜〜

お昼休憩を挟んで、午後は称名寺へ🌿たくさんある写真に語ってもらいましょう〜〜

みんなの表情を見れば、どれだけハッピーで豊かな時間だったかが明らかなのでは✨

たまに通りすがりの人が「何をやっているんだ?」と眺めてはいたけど(笑)個人的には全く気にならず、外の開放感の中のびのびと気持ちよく過ごせた午後だった。

〜午後の曲リスト〜

  1. Urku Nina (volcano) / ケチュア族・エクアドル
  2. Te Kore / マオリ族・ニュージーランド
  3. Shalama Baita / アラム語
  4. Kuan Zeon Bosai /仏教・韓国語
  5. Radhe Radhe Govinda Bolo / インド

アサバに戻って、ゆっくりお茶やおしゃべりを楽しみつつ片付けを。写真は残っていた参加者の方々、アサバのキャンディさん、はるさん、Arjun、Jessie、ゆみちんと。

通訳という責任重大な役割をなんとか無事終えられてよかった!

参加者の方々からも「ありがとう❤️」と伝えてもらい、みんなの温かいサポートとこの場のおかげで新たな可能性も開けた会だった。

関われて幸せだなーとしみじみ感動しながらこの日帰宅したのを覚えているし、写真を見ていてまた涙が出てきそう!

番外編:翌日はArjun & Jessieと葉山〜鎌倉へ

翌日はゆみちんと一緒に、ArjunとJessieを葉山&鎌倉にご案内!

森戸神社と森戸海岸、「葉山ブレッドクラブ」でランチ、そして北鎌倉の円覚寺へ。「日本がすでに大好き!」と喜んでくれて、私たちも幸せです❤️

主催者ゆみちんのメッセージ

横浜でのDUPは、ゆみちんの情熱がなければ決して実現しなかった企画!そしてこれだけ多くの人が集まり、素敵な輪が作れたのも彼女のおかげ✨

ゆみちんのイベント後記を紹介します:

30人以上で環になり、うたいおどった Asabaでの会。たくさんの友人たちも近くから遠くから駆けつけてくれて、本当に美しい “平和の環” をみんなでかたちづくることができて、感動と、感謝の気持ちでいっぱいです

アマゾンの少数民族に伝わる “Ubiara=信頼” のプリミティブなダンスでこころとからだをチューニングして 世界をめぐる旅へ

イスラエル〜パレスチナ

“平和”を意味する言葉であり、その土地では日々の挨拶である美しいその言葉、Shalom(ヘブライ語)〜 Salam(アラビア語)と祈りのフレーズをうたい、何千年もつづくその争いに想いを馳せ

ケチュア(エクアドル)〜マオリ(ニュージーランド)〜ふたたびパレスチナ〜韓国・日本〜インド・・・言葉から滲むその民族の世界観をうたと簡単なダンスで体感していく体験

同じ と 違う
よい と よくない
似ているようで似ていない
似ていないようで似ている

何千年以上もつづく 争い奪いあう戦いの歴史を ひとはいつになったら手放せるのだろう?お互いの違いを好奇心をもって認めあえたら・・・って考えるけれど、いや待てよ

それは、ほとんどのひとがもうしていること
こうして うたや おどりや 表現を通じて
何千年も前から!争いよりもずっと前から!

地球への 自然への リスペクトを取り戻し
本来の”生きる”よろこびを 取り戻す

お互いの違いに興味を持ち
認め合い ゆるしあう

その感覚を みんなで からだで味わって、わかちあえたこの日に生まれた平和の種を、大切に 大切に 育てていきたいな

ゆみちんFacebookより

最後に私の感想と今後のこと

日本で初開催となった「Dances of Universal Peace(DUP)〜世界平和の踊り〜」。横浜の金沢文庫と千葉のいすみで、無事終了!

大好きな仲間たちと一緒にこんな素晴らしい会が実現できて、本当に幸せです。

言葉では言い表せないほどの喜びと感動があったのだけど、まずは幼少期から大好きだった歌とダンスをこんなに1日中できて、純粋に楽しくて幸せだった!

私自身がこれまでやってきたダンスやボディセラピー、NVC、パーマカルチャーなど、どれも根っこにあるのは✨いのちの祝福と平和への願い

そんな自分の思いを再確認できた1日となった。「そうそう!この感覚!こういう場をつくっていきたいんだなぁ」と。

こんな風に、自分が大好きで大切にしていきたいことが融合・統合されて、一つになったときの感動は計り知れないんだよね……


世界のさまざまな国、地域、民族の文化に「言葉」を通して出会えて
それがメロディになって歌となり、シンプルな振りとともにからだをめいっぱい動かす

上手い、下手、なんて関係なくて
みんなで輪になって、ステップを踏んだり手を叩いたり
目を見つめながら平和への祈りを送り合い

初めましての人たちとも心がつながる感覚🕊

どれだけ文章を読んでも、写真や動画を見ただけでは伝わらない
一緒に同じ「場」「時間」「思い」を分かち合うからこそ感じるものがある


世界中で起きている戦争や気候変動などは規模がとてつもなく大きくて、個人にできることは何もないように感じることもある。

世界どころか、もっと身近なところ。自分が住む地域やコミュニティ、仲間、家族との争い、わかり合えない痛みや嘆きだってある。

それらを前にして、powerless、力がないと絶望することもあるけど……

だからこそ、こうやって手を取り合って輪になることのパワフルさを今回体験できたし、こういう場を作っていく意味を感じた。

今後DUPのサークルのようなものを開催していくかもしれないので、そしたらぜひ一緒に体験してみてほしいな😊

世界平和は、まず一人一人の心の平和から🌎✨

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

鎌倉在住7年半を経て2023年末に家を手放し、ピースボートの2024年春クルーズにスタッフとして乗船。現在バリを拠点に、リジェネラティブな暮らしを探求しているモバイルボヘミアン。世界の美しさを伝えながら、環境破壊を始めとするさまざまな問題提起も発信を通じて行っています。
→ Romyのプロフィール詳細

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