いかしあうデザインカレッジのオフライン企画!大村淳くんのフォレストガーデンツアーin浜松

私が事務局を担当している、2021年3月にスタートしたgreenzのオンラインサロン「いかしあうデザインカレッジ(以下、略してイデカレ)」。

いかしあうデザインカレッジでは、人、動植物、モノ、時間、文化など、あらゆる要素間の関係性に着目し、あらゆる存在が「共に生きる」幸せをつくりだす考え方と方法論について実践を通じて学びます。

いかしあうデザインカレッジ

さまざまな分野で活動しているゲストに毎月講義をお願いしていて、その記念すべき第一回目だったのがパーマカルチャーデザインラボの大村淳くん

「すべての生き物たちが食べられる森をつくれたらいいな」という思いから、フォレストガーデンを静岡県浜松市の住宅地の一角で実験中。そこを一部のイデカレメンバーで実際に見に行ってきました!

イデカレが始まって初のオフライン企画という記念すべき日でもあり、現地に来れない人たちはzoomで参加(メンバーの1人がずっと撮影してくれました!ありがとう!)。

この記事では、フォレストガーデンツアーを写真で振り返りながら、感じたことをシェアしていきます!

なお、私は全くの初心者で専門性ゼロなので、全体的にかなり漠然としていたり、拙い表現になっていることをお許しください(笑)

より詳しく知りたい方は、最後に記載した淳くんのHPや記事などをご覧いただいて、私のこの記事では雰囲気を楽しんでもらえたらうれしいです!

ちなみにパーマカルチャーとは:

「パーマカルチャー」とは、自然と人と生きものが、永続的に豊かに生かしあえる繋がりをデザインすることです。

食べ物を育てたり、家族や仲間と一緒に収穫したり、味わったり、そして残りはまた土へかえってゆく。

そんな自然とともに巡る暮らしを自分たちでつくる。楽しむ。

つながりを取り戻す暮らしかた、一緒にはじめてみませんか。

Permaculture Design Lab.

そしてフォレストガーデンとは:

自然の中にある様々な生き物たちが集まり、それがもっとも豊富な状態である『若い森』をモデルに、人の暮らしの為に必要な食べものや、暮らしに利用できる様々な素材を実りとして最大化しながら、持続可能性を持ち、その成熟を維持するための森のデザイン手法です。

The Art of Forest Garden
目次

自己紹介(チェックイン)からスタート

最初にツアーの概要や自己紹介を

長野、山梨、東京、神奈川から静岡県浜松市にあるフォレストガーデンに集合したイデカレメンバー。私含む電車&カーシェアで行った5人は、すぐ近くで迷ってやや遅れて到着(笑)

淳くんにもメンバーにも、zoomではなくリアルで会うのはほぼ初めての人ばかり!

その喜びと興奮を抑えつつ(笑)、最初に淳くんからツアーの概要をお話ししてもらったり、自己紹介をしていきました。

すでに自宅の敷地に広いスペースがあり、そこをフォレストガーデンにしたい!と即実践できそうな人もいれば、私のように漠然とフォレストガーデンってどんなものか見てみたい!という人も。

私は最初に淳くんのオンライン講義を見たときに「フォレストガーデンは狭いアパートの一室でもできるんだよ」と話していたのがとても印象的で。

一緒に活動している東京アーバンパーマカルチャーの海くんが伝えている「都会でこそパーマカルチャーを!」という思いと共通しているなーと。

まさに今そういう環境の中暮らしている私にだから実践できること、そして発信できることがあるのでは?そんな思いもあって参加してきました。

森の中へ

まずはこの右写真の奥にある森へ。そもそもここはどんな場所かというと、下記引用の後半部分に書いてある森(耕作放置林)です:

フォレストガーデンっていう実験的なエリアがあって。元は耕作放棄地だったところを借り受けさせてもらって、地主の方の許可を得て実験をさせてもらっているのが、今の50m×15mの土地ですね。食べられるものとか、薬用になるものとか、人間の暮らしに近い要素を持った植物たちで森をつくっています。

その隣接している土地が森、というか耕作放置林っていうんですかね、要は荒れている、手が入れられていなかった山林があって、そこの広さが大体その3倍くらいなので、大体2500㎡くらいかな。そこでは動物や元々いた植物たちが旺盛に育つように、昔の里山のような空間の使い方をしていて。2つのパターンの中で実験をしています。

greenz.jpの記事「パーマカルチャーデザイナー大村淳さんとの対話(前編)」

いきなり森の中!えー??っていうくらい突然の別世界だった(笑)ワープしたかのよう……

フォレストガーデンの9つのレイヤーの話。まずは①キャノピー(高木)、②サブキャノピー(中高木)から。

メンバーの熱意がすごく伝わってくる、お気に入りの1枚(笑)

そして③シュラブ(低木)、④草本、⑤グラウンドカバー、⑦クライマー。⑥根菜類の話はここでは出なかったかな?

現場には来れなかったイデカレメンバーからも、途中zoom経由で質問が飛び出す!テクノロジーの素晴らしさを感じる瞬間です(笑)

右の写真は⑨菌類のお話のとき。

こうして見ると多様な植物が生きている森だなーって印象を受けるかもしれないけど、もともとは耕作放置林。荒れていて枯れ木だらけのスポットもあったとは!

そしていったん森を抜けてまた別世界へ!

ここにはきれいな川が流れているけど、流れ着く湖はかつて日本有数の汚染度なのだとか。これ以上改善できないのは農業の化学肥料が原因だそう……

また森の中へ。⑧アクアティック(水生植物)の話や、写真中央に写っているウラジロのすごい役割の話も興味深かった!

それぞれの植物は何をしているのか?自然界の振る舞いをじっくり見ていき、それに乗っかってデザインしていくのだそう。

ツアーの中で一貫して淳くんが話してくれたのは「とにかく手を入れる前にまずは観察すること」で、それは植物でも人間関係でも言えることだなーと。

右写真はキノココーナー。実は風の動きを利用して、ここからブワーッとキノコワールドが広がることを期待したデザインになっているのだそう!

天気が悪いとき以外は、浜松では東から風が吹くんだって。そういう風の動き、太陽の動き、水の流れ、その土地の歴史や特徴などをまずは見ていくことが大事!

きれいな水が流れてくるこの場所を生かして、わさびを育てているのだそう。興味津々な男子が葉っぱを食べていました!

そして右写真は、竹を活用して自然のコンポストにしたり、雨が降ったときに崩れていくのをせき止めるように作られているバリケード的なもの(名前があったような……笑)。

森から戻ってきました!一気に視界が開けるとともに、こんなに雨が降ってたの??という驚き。

フォレストガーデンへ

次はもう一つの実験の場、フォレストガーデンへ。ここも今でこそさまざまな植物が立体的に育っているけど、もとは劣化した土地だったそうです!

畑のように一年草の野菜はほとんど植えてないらしくて、ほぼ多年草の植物。(野菜は近所の人からもらえるから、自分たちで作る必要はないんだって!)

鳥が運んできて成長した木(左写真)もうまく生かしながら。

右はボトルと素焼きの鉢を利用した、水を貯める仕組み。これはエジプトのパーマカルチャーからヒントを得たのだそう!

去年の夏、浜松では気温が42℃くらいまで上がったらしくて…… 間違いなく気候変動が進んでいる中、フォレストガーデンというアプローチを通じて何か解決策が見いだせるのでは?

そんな淳くんの思いも感じました。

アボカドの木に花が咲いたよーと見せてくれました。右はコンポストトイレ!

もう一度、別ルートから森の中に少しだけ入って

雨水タンクとファーストフラッシュの仕組みも聞いて、ツアー終了!

フォレストガーデンツアーの感想

気づけば3時間越えとなったフォレストガーデンツアー!楽しくて時間が経つのがあっという間だった!

最後にまた母屋で輪になって、それぞれがツアーで感じたことや疑問をシェアしていきました。

 

個人的には、フォレストガーデンの立体的で多様な植物たちを五感で体感できたのが何よりの収穫で、その感覚が自分の中にまだやわらかく残っている心地よさがあります。

今すぐできることは、最初に書いたように自宅の小さなスペースのフォレストガーデン化。

こんなに豊かなフォレストガーデンを見たあとだと、できることが少なくて限られていてつまらない!って思ってしまうかもしれないけど……

パーマカルチャーで大事な考えの一つが「小さく始める」こと。それを思い出したら、むしろ制限があるからこそ始めやすいじゃん!と思いました。

「ない」ではなく「ある」に目を向けるのが大事だよね!

 

それと、焦らずじっくり取り組むことの大切さも再確認。今回見に行ったフォレストガーデンだって、最初からこんなに豊かな植物のパラダイス!(?)みたいな場所じゃなかったわけで。

7年って言ってたかな?長い年月をかけて、いろんな試行錯誤を経て今があるんだよね。

それはガーデンに限らずあらゆることに当てはめることができて、例えば日々の仕事や人間関係で少しうまくいかないことがあると焦ってしまわないですか??

この社会の仕組み、私たちが受けてきた教育もそうだけど、直線的な右肩上がりの成長が良しとされている世の中。

いかに早く効率よく結果を出すかが大事で(=成功)、それができないと失敗だ。ダメなやつだ。という烙印を押されてしまう……

とやや飛躍したかもしれないけど(笑)、そんなときに植物の世界やパーマカルチャーの考えに触れると、もっともっと長期的な視点で物事が見られるようになる。

まずは丁寧に観察。ひたすら観察!

大村淳くんの情報

最後に、大村淳くんの活動に関するサイトは下記をご覧ください:

下2つはgreenzに掲載されている淳くんのインタビュー記事。前編・後編とあわせてどうぞ!

私がほとんどこの記事では説明できていない(笑)「フォレストガーデンとは?」という基本的な話から淳くんの思い、そして公立の中学校でのパーマカルチャー教育まで、たーっぷり書かれた素晴らしい記事です✨

greenz.jp
すべての生き物たちと食べられる森をつくる。パーマカルチャーデザイナー大村淳さんとの対話(前編)
すべての生き物たちと食べられる森をつくる。パーマカルチャーデザイナー大村淳さんとの対話(前編)NPOグリーンズの合言葉でもある「いかしあうつながり」とは、関わっている存在すべてが幸せになり、幸せであり続ける関係性のこと。それをみんながデザインできるような
greenz.jp
すべての生き物たちと食べられる森をつくる。パーマカルチャーデザイナー大村淳さんとの対話(後編)
すべての生き物たちと食べられる森をつくる。パーマカルチャーデザイナー大村淳さんとの対話(後編)NPOグリーンズの合言葉でもある「いかしあうつながり」とは、関わっている存在すべてが幸せになり、幸せであり続ける関係性のこと。それをみんながデザインできるような

東京アーバンパーマカルチャーの海くんがフォレストガーデンを訪れたときのyoutube動画もオススメ。

そして淳くんが関わっている「トランジションタウン浜松」の記事は、コミュニティづくりやヨガの話など、個人的に響く部分があったのでご紹介。

ほかの記事みたいにリンクがいい感じに表示されないので、こちらからどうぞ→ 「しなやかに生きるためのスキルを取り戻す


長くて写真がほとんどの記事だったけど、少しでもフォレストガーデンの雰囲気や魅力が伝わっていたら嬉しいです!

体験した直後に勢いであげないとなかなか日々に悩殺されて書けなくなってしまうので…… ツアー翌日の午前中から集中して作成しました(笑)

また他の参加者が撮ったいい写真があったらこっそり追加していきます👍

そしてこれが本当に最後!オンラインで日本各地、そして世界にいる人たちと出会い、つながれる世の中になったのは素晴らしいこと。

だけど…… やっぱり直接会えたときの喜びと言ったら!最高だね!!

またイデカレのみんなに会える日を楽しみにしています!

2期生の募集ももう少しでスタートするので、気になる方はぜひ仲間になって、ともにいかしあう関係性について学び実践していきましょー♡

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いかしあうデザインカレッジ | グリーンズの学校
いかしあうデザインカレッジ | グリーンズの学校<お知らせ 2/24> お申し込みいただいた方に選考結果と決済のご案内をしました。 ご確認をお願いします。 迷惑メールフォルダ等にも届いていないようでしたら、お
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この記事を書いた人

1980年東京生まれ。横浜、ニューヨーク育ち。鎌倉在住。ダンス&ムーブメント・NVC(共感コミュニケーション)・パーマカルチャーなどを通じて、一つ一つのいのちが輝き、調和した、愛と平和のある世界の実現を目指しています。
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