【実践!アーバンパーマカルチャー2023②】6〜8月:屋上ガーデンと夏の暑さ・水不足、さまざまな手仕事体験

藍染め

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「都市を耕し消費者から創造者へ。地球で豊かに暮らすデザインを学ぶ9ヶ月の冒険」

自由大学主催、東京アーバンパーマカルチャー(TUP)のソーヤー海くん&ガーデナーの石田紀佳さんが教授を務める「実践!アーバンパーマカルチャー2023(12期)」

3月にスタートし、つい先日名残惜しくも最終日を迎えました。

前回のブログでは3〜5月の講座の様子をご紹介して(↓)、今回は6〜8月分です!

暑さと水不足で一度ほぼ全滅してしまった屋上ガーデンの様子や、紀佳さんによるさまざまな手仕事体験が見どころ☺️

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目次

第5回 6/25 :ビジョニング / 制限を手放して創造的な未来を描く

ベースマップの発表

屋上ガーデンの観察

まずは屋上ガーデンに行って植物の様子をチェック。6月、梅雨のわりに雨が少なく、天気の日が多かったような。

永田町でぶどうがこんなにたわわに実っていた!(もちろんみんなでつまみ食い笑)

そして教室でチェックイン。海くんからは、「自分たちが自然の一部であることをこの講座で思い出してほしい」という話があった。

自然のリズムや季節の変化があるように、私たち人間にも気持ちや体調の浮き沈みなどもある。でも、「ホメオスタシス」と言って、私たちの身体はいい状態に自然と戻ろうとしている。

あとは必要に応じて少し手を貸したりその働きを促してあげれば、再生していけるんだよね✨

ベースマップのレクチャー

そして前回出たお題「ベースマップ」の発表。

ベースマップとは「現在地」のことで、全体をデザインしていくファーストステップ。いくつかポイントをご紹介すると

  • 動かせないものを書く。例えば室外機や大きな木など。
  • 何種類かのマップを作ることで、さまざまな視点から見られるようになる。
  • デザインするときは数字が大事になってくるから、尺を書くといい!
  • 絞らずに、周りの環境までを書くのが大事。影響を受けるから。(そしていい要素は取り入れ、悪い要素は遮断する)

やってみた受講生は面白かったようで、「自分の家を俯瞰して見れて良かった」「いかせてないものがわかった」といった声あり!

どんな暮らしをしたいかビジョニングする

ビジョニングのレクチャー

この日のテーマは「ビジョンマップ」。普段は目の前のことに反応してしまっているけど、今日は自分がどんな暮らしをしたいのか描いてみよう!

海くんからあった話を少しご紹介:

  • 無責任に作るのがポイント!そのあと現実に落ち着いていくから。
  • ビジョンを発信していくことで、そこにエネルギーが集まり、人も自分の人生も動いていく。
  • 描いたら執着しないことも大切。
  • ビジョンを描く練習をしてほしい。日本の教育は「現状維持」。それに囚われちゃうと、新しいものは生み出せない。選択肢は狭くなる。
  • 絶対に周りから抵抗は来るけど、それを恐れない!議論するのではなく、受け止めて、合気道のようにいい流れに持っていく。
  • フィルとカイルの4つの原則「美味しい」「楽しい」「美しい」「自分らしい」が人を誘うときにいい。
  • その相手がやりたい方向性や求めていることに合わせて話をしていく。戦略的にストーリーを作っていく。

そのあとは2人1組になって「私にとって最高の人生とは……」から始め、とにかく1人が10分間ひたすらしゃべる!というワークを。

日常的にそういうことを考えたり、ましてや人に語ることなんて現代社会ではなかなかないと思うし、貴重な時間になったのでは☺️

ポットラックランチ

ポットラックランチ!ガーデンで朝収穫したレタスを添えて。カラフルで見るからに美味しそう🌈

竹細工

午後は竹細工の時間。のりかさんの真竹と、海くんの孟宗竹(まだ水分があって腐りやすい)を使って、それぞれがほしいものを作ってみた。

今から秋くらいの竹は、養分を出したあとだから腐りづらい。よく乾かすといいそう!

竹を黙々と削っていく作業にはかなり集中できて、瞑想的なのが好き。こういう手仕事の時間が日常にほしい!

屋上ガーデンのビジョニング

最後は、最高の屋上ガーデンをビジョニング。そこにいて自分がワクワクする、喜ぶ場所にしよう!ポイントは

  • できるだけ文字より絵を描くのがいい
  • 最初から絞らずに広げて考えてみよう
  • 想像力が育まれるためのエクササイズ!オンライン上のビジョンボードでもいいよ
  • 一つだけ非現実的な要素を入れてみて

人に見せるとみんなもワクワクするから、自分の仕事でもコミュニティの中でもビジョンを描いてみるとよさそう!

第6回 7/23:エネルギー / 雨水を暮らしに取り入れるデザイン

調べてきたエネルギーや食べ物についての発表

かご編み

なぜかこの日は午前中の写真が1枚も撮っていなかったため、かご編みの写真からスタートします🙏

チェックインでは、海くんからトラウマの専門家である医師ガボール・マテの話が少し。人はずっと抑えてきているから、幼少期のトラウマがガンなどの病気につながるとのこと。

つまり、本音でいられることがいかに大事か!そして幼少期のトラウマとちゃんと寄り添うことで、克服できる。


この日までの学びのお誘いはエネルギーと水。ライフラインに欠かせないもの(水、電気、食べ物か飲み物)が、どこから来ているのか調べよう!というお題。

自分の価値観に沿った暮らしをするとパワーが出る。そのためにも、認知的不協和があるかどうか、現状を見てみるといい。

みんなが調べてきたもの:

  • 鎌倉市の水(神奈川は富士山から来ていて、相模川からが90%)
  • 鎌倉市のごみ処理
  • ヨーグルト
  • 川崎市の水
  • ハーゲンダッツのラムレーズン
  • 肉をどう捌いているのか
  • 大豆

実態を知って驚いた受講生も多かった。興味・好奇心を持ってブラックボックスを開けてみないと、現実は変わらないよね。

全体を見ることが大事で、気をつけないと「マーケティング」を見ていることになる。(だからメーカーのウェブサイトを見ても真実はわからない!)

そして見える範囲で行動を起こすことが確実で、自分の地域を支えることになる。つながりの中で生きると、すごいパワーになるし想像力が広がるよ✨

ちなみに、今年から関わりが深まってきているLFCコンポストのコンセプトは「半径2kmの中でやる」だそう!

【公式】LFCコンポスト
【公式】LFCコンポスト - 生ごみから美味しい野菜をつくるコンポストをはじめよう - 家庭のベランダで毎日の生ごみを堆肥(土の栄養)に変えるLFCコンポスト。独自の配合基材など20年以上の実績で生ごみや悪臭をスピーディに減らします。コンポストは資源を...

自分の手で社会を変える

ポットラックのとき、海くんがアメリカでやった学生運動について話してくれた。学生が学生に教えたり、大学の電力をグリーンエネルギーに変えたりしたのだそう。

学生が大学を変えられる!とこのとき実感したから、自分たちの手で社会を変えられるという手応えがあると。

そういう体験や手応えって、日本の学生たちや大人にあるのだろうか?

少なくとも私個人は日本の中学で抑圧されるような経験をしたから、残念ながら長らくパワーを失っていた気がする😢(アメリカはアメリカで、無法地帯みたいな地域もあるから一概に良し悪しを語れないけど)

かご編み

かご編み

午後はかご編みの実習!以前オンラインで紀佳さんに講師をしてもらったことがあるけど、リアルでやるのは私も初。最初理解するのが大変なんだよね😅

もし身近に何らかの植物のツタがあれば、それで作れるけど、講座では百均に売っているような紙紐で実践。長い紐を4本(30cm)短い紐を1本(20cm)用意し、どんどん編んでいきます!

これで、暮らしの中で入れ物が必要になったらDIYできるようになったかな??しょっちゅう作ってないとまた忘れそう……

屋上ガーデンの植物観察

植物の話をするのりかさん

まだまだ暑いけど、屋上へ。実はこの7月は雨が全然降らず、しかも永田町のビル工事の影響で水やりに行けなくて…… 植物が壊滅状態。(には見えないか?)

  • こんにゃく
  • しろざ
  • 落花生(黄色の花)
  • モロヘイヤ
  • トゥルシー
  • つるむらさき
  • デラウェア
  • レモン
  • ゼラニウム

などが無事だったもの。アフリカ原産、アジア、オーストラリアの熱帯植物などは強くて元気!

屋上という環境、季節と気候、そしてどれだけ人がケアできるかなど、条件によって適した植物とむずかしい植物がある。やってみてこそわかること🌿

(いつもはこの講座の受講生さんたちと紀佳さんが、交代で水やりしに行ってくれている)

そして最後は教室に戻って、講座最終日である11月に開催するフェスの話や、雨水をどう収穫していかしていくかに関するスライドを。

第7回 8/27:食と動植物〜風土に適した植物とは?食をめぐる地球規模での出来事

プランツプロジェクトの発表

プランツプロジェクト

前回出たお題「プランツプロジェクト」の発表からスタート。みんなの作品がめちゃくちゃ素敵✨

プランツプロジェクト

杏、ぶどう、大豆、ジャスミン、あと写真にはないけどノニについて発表してくれた方も。

みんなのプランツプロジェクトを見ていて毎回思うのは、自分のガーデンで育てているそれぞれの植物についてこうやって調べて描いていったら、オリジナルの図鑑が完成するね!

ポットラックランチ

この日のポットラック。写真を見て思い出したけど、私は疲れていたのか自分で作る余裕がなく、クラッカーとチーズを買って行ったんだった😆

(持ち寄りランチは、各自負担のない範囲で、分かち合いたいものを持ってきます!焼きそばの人もいるよ!笑)

インド帰りの受講生さんが、杏をお土産として持ってきてくれた!そう、プランツプロジェクトにするくらい杏が好きなんだそう🧡

屋上で藍染め体験

午後は屋上で藍染め体験!講師の紀佳さんが青い魔女になる時間です😆

それぞれが持参した手拭いやTシャツなどを藍染め液の中に投入。

1回目、液から取り出すと左写真のような色。これをパンパンと空気に触れさせることで、もっと濃い青になる。

そしてさらに濃くしたい人は、再び液に漬けると、右写真のようなきれいな「ジャパン・ブルー」とも呼ばれる藍色に!

ぶっちゃけ私はあまり藍色が似合わなくて使いこなせないんだけど、この光景にはいつも不思議と癒される。

相変わらず元気に、豊富に育っているトゥルシー。香りに毎回うっとりしながら、少し持ち帰って家でハーブティーにしている🌿

そして表参道時代からあるレモンが、永田町でスクスク大きくなっている!

最後に

ひまわりが咲いた!

「実践!アーバンパーマカルチャー2023(12期)」、6月・7月・8月の講座の様子をご紹介しました!

毎年だいたいこの夏の時期に不調になり、メモと記憶が不足している回があるんだけど…… 少しでも雰囲気が伝われば幸いです🙏

そして私の感覚が薄れる前に、9月から11月の講座レポも更新するので、また近いうちに!

最後にリンクです:

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。 4月から7月はスタッフとしてピースボートに乗船!
→ Romyのプロフィール詳細

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