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本田健著『人生の目的』を読んで。ワクワク探しだけでなく、苦しい体験と向き合ってみよう
自分の人生を振り返ると
- 自分の存在って、人生って何だろう?と思い悩む時期
- 「これだ!」というものを見つけて突き進む時期
とこの2つを行ったり来たりしているなーと思うんだけど、最近は①の時期が続いているんですよね。
- 2016年夏に家族で鎌倉に移住
- 2007年に始めたベリーダンス講師の活動をペースダウン、その後休止
と、自分にとって大きな出来事があり、やや腑抜けの状態になっているのかも。
「これ面白そう!やってみたい!」と思うことには挑戦してみるものの、なんかピンと来ない…… 30代後半にもなってこの状態って、私大丈夫??
とも思っていたとき、ドンピシャなタイトルに惹かれて、10年ぶりくらいに本田健さんの本を手に取ってみました。
同じように悩んでいる方は、この本を読みながらご自身のこれまでの人生を振り返ってみる時間を取ってみては?少しだけ、本の内容をご紹介しますね!
そもそも人生に「目的」とか「意味」ってあるの?
本のテーマは文字通り「人生の目的」なんだけど、そもそも人生に目的や生きている意味ってあるんだろうか?
「生まれたときからこの人生ですべきことが決まっている」なんて言う方もいるけど、もしそれが本当なら、目的や意味を見出せない私って何なんだろう……って悩んでしまいませんか?
「人生には意味があるはずだ」と考えてしまうと、意味を見つけられないあいだ、ずっと苦しむことになります。なので、いっそのこと、「人生には意味があるようで、意味がない」と考えてみるのも、一つです。
引用:人生の目的 ~自分の探し方、見つけ方~ (だいわ文庫)(p.48)
これを読んで、何だか肩の力が抜けたというか、無理がない考え方でいいなと思った。
「人生にはもともと意味はない」を大前提とし、そこに意味を見出したいのなら、自分が「これは意味がある」と思えることを見つけよう!
ポイント
①それを他人に認めてもらう必要はない
②「使命」ではなく「自分の喜び」になること
それがあなたの「人生の目的」になるよ!ということを本全体を通して本田さんはおっしゃっていました。
心からやりたいこと・ワクワクすることの周辺に「人生の目的」がある
結局「人生の目的」を見出したいというのは
- 人生をもっと面白くしたい!
- 人生を楽しみたい!
そういう思いが強いからなのでは?
少なくとも私は人生を楽しみたいと常に思っているし、だからこそ「なんか最近つまらないな……」と感じることが苦痛で仕方ないんですよね。
人生を楽しむ要素には、「あなたがワクワクすることを探す」ということがあります。
あなたが毎日幸せを感じるためには、心からワクワクすることをやり続けることです。〜中略〜
あなたの人生の目的は、あなたのワクワクすることの周辺に必ずあります。それは、あなた自身を幸せにして、それがまわりの幸せにもつながるからです。
引用:人生の目的 ~自分の探し方、見つけ方~ (だいわ文庫)(p.120〜121)
つまり、自分のワクワクポイントを発見するのがポイントってこと!
ワクワクしている人を見ると、自分も嬉しくなる。そしてもちろん、自分がワクワクという感覚を感じているときは、それを心から楽しんでいて幸せを感じますよね♡
私はやっぱり、上の写真のような夕焼け写真を撮っているとき、ものすごく夢中になってワクワクしているなぁ。あとはサーフィンしているとき、踊っているとき、ブログを書いているときなど。
と、自分のワクワク探しはもう十分やっているし、日常の中でそういう時間も取っているのに物足りなさを感じるのはなぜか……
一番苦しかったことの周辺にも、人生の目的が隠されている
実はワクワクという「嬉しい」「楽しい」ことだけでなく、トラウマや一番苦しかった体験からも人生の目的を見出すことができると本田さんはおっしゃっています。
「悲しみは人を深くする」というお話をしましたが、自分が困った体験があったからこそ、同じことで悩んでいる人の気持ちや状況がよくわかるのです。
引用:人生の目的 ~自分の探し方、見つけ方~ (だいわ文庫)(p.106)
悩んで、苦しんで、それを乗り越えてきたから、同じように悩む人の気持ちがわかる。寄り添うことができる。
自分が悩んでいる側のときに、そういう方のサポートが得られるのは心強いですよね!
私の場合、本を読んでいてこの「苦しい体験」がヒントだなと感じました。
少し前から、「生きづらさを感じている人の支えになりたい」という思いはあるけど、そんなこと自分にできるかな?って思っちゃって……
でもワクワクすることを発信するだけでなく、もっと深いところで人と関わりたい気持ちは無視しちゃダメですよね。ちゃんと向き合って行動しないとなぁ。
人生の目的を見つける上での注意は、「使命感」や「無価値感」
結果的に人生の目的は、自分だけでなく周りの人も幸せにするもの。
でも「人の役に立たなければならない」といった使命感を持たないこと!あくまでも「自分の幸せ」から始まるものだと忘れちゃいけないですね 😎
また、もともと自己肯定感が低く「自分には価値がない」と思っている人が、急に過度なワクワク・使命感に目覚めるパターンがあるそうです。
その活動をしていることで自分には価値があると思えてのめり込むけど、やればやるだけ不十分な気持ちになって、結局またネガティブに陥るという……
これ、ちょっと思い当たることがあるなぁ(汗)
そのほかにも、「自分には無理だ」と決めつけていることで、人生の目的らしいものを見つけてもそこで止まってしまう、ということもあります。これも私かもしれない(笑)
まとめ:自分にとって本当に大切なものを見つけよう!
自分の人生の目的を見つけるヒントが、本の中に散りばめられていました。
そしてこの記事を書きながらよくわかったのは、私の場合ワクワク探しはもう必要ないから、代わりにもっと自分の苦しい体験と向き合って形にすることだなと……
きっとその方によって課題はちがうと思いますが、「人生はこんなもんだ」と諦めていたり、「自分には無理だ」と決めつけていたり……
前に進むのを阻止しているものが何か気づく手がかりになる本です!さらっと読みながら自分を振り返るのにオススメ。
ただし、「ワクワク」の話とかは聞き飽きているような(笑)他にもいろいろな自己啓発本を読んでいる方にとっては、似たような内容かも……?
その他オススメの記事
悔いのない人生を生きる上で知っておきたい「エッセンシャル思考」についてもあわせてぜひどうぞ!