『身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ』覚え書き。気持ちよく生きるために大切なこと

身体感覚をひらく

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何か身体に関する面白い本はないかなーと図書館に行ってみたところ、野口体操の本を見つけた。

今まではなんとなくしか知らなかったけど、読んでみると「気持ち良さ」の感覚や「力を抜く」大切さなど、私が長年やってきたベリーダンスや整体でも大事なこととかなり共通している!似たような動作もやっている!

野口体操の根底にある思想はパーマカルチャーの倫理とも通じるものがあり、共感することがたくさんあったので、覚え書きとして一部抜粋して紹介します。

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※私自身も混同していたけど、以下の2つは別物なのでご注意を
・野口体操:野口三千三さんが創始者
・野口整体:野口晴哉さんが創始者

目次

野口三千三さんが創始者の「野口体操」とは

 自然に貞(き)く・からだに貞(き)く 野口体操は、東京芸術大学名誉教授・野口三千三(1914〜1998年)によって創始されました。体育界ではアウトサイダーとして生き抜いた野口三千三は『体操による人間変革』を、戦後50年かけて追及しました。 野口は、『人間の外側から何かを付け加えたり、取り除いたりするのではなく、人間の一生における可能性のすべての種・芽は、現在の自分のなかに存在する』と考え、自分自身のからだの動きを手がかりとして、自分も含めて誰も気付いていない無限の可能性を見つけ育てる野口体操を編みだしました。

野口体操HP「野口体操とは…」

野口体操の動画はいろいろYouTubeにあったけど、これは短いし動きも好き(笑)似たようなことは私のダンス&ムーブメントでもやるときがあります!

『身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ』より

1.「からだ」が気持ちいいと感じるのはどんなとき?

◉身体感覚の弱まりは 「実感して生きる」「気持ちよく生きる」感覚を遠ざけてしまう。つまり、生きるエネルギーに関わるということ!

「自然と一体となる経験、それは自分が自然、もっといえば宇宙の一部であることを身体で感じることのできる経験であり、自然とのつながりを感じ、自分の中の自然を取り戻すとても深い快感に包まれる瞬間でもあります。」

自然とのつながりを「からだ」全体で気持ちよく感じ、自分の感覚を自然の感覚に戻すこと。
=「癒し」につながる
=自然治癒力、自ら元気になる

◉現代の子どもは、昔と比べて体は大きくなっているのに、身体感覚や身体意識を含めた「からだ」は小さくなっているのでは?という気になる記述も。

3. 野口体操に学ぶ身体感覚

◉人もからだも、あるレッテルが貼られると思考停止し、コンプレックスを抱いたり図に乗ったりする。その貼られたレッテルを剥がしてみよう!

「力を抜く」ことの大切さを正面から取り上げたのが野口体操。力を抜くのは、感覚を麻痺させないため。内外の情報を精確に感じ取りたいから。

◉脳のめぐりをよくする、からだの中の循環をよくする、癒されるだけでなくからだに自然に備わった賢さを取り戻したい、と野口さんは考えた。

多様な価値観のなかで、それぞれが棲み分けながら、お互いを認め合う日常の価値を見出す工夫をこらす。まずは自分のからだに訊きます。自分とは何か、自然とは何か、人間とは何か、文化とは何か、人工とは何かといった諸々の問いかけを試みる。動けば汗もでる。悲しければ涙もでる。うれしければ笑いもでる。傷つけば血がでる。そういった生身のからだから、感じられることをすくい上げてみようとするのが野口体操です。

◉感覚をひらくためには、余分な緊張はない状態が望ましい。

◉日本はアニミズムの思想。山は神聖な場所。克服する、征服する対象じゃない。山に登ることは、自然が持つ豊かな生命力をもらい、自然と一体になりながら内なるエネルギーを活性させることだった。

4. からだに気づくためのエクササイズ

◉野口三千三先生の「やわらかさ」の定義は、「やわらかいとは、変化の可能性の豊かさである」。(常に硬いのでもなく、シャンとしなければならないときにくにゃくにゃでもなく)

余分に力が入っていない、「ゆとり」の状態を身につけることから始まる。

「重さ」「脱力」「感覚」の微妙な関係を、からだの実感としてとらえることが、身体感覚をひらくには不可欠な条件だといえるでしょう。

まとめ

冒頭にもチラッと書いたように、『身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ』を読んでみて、私がやっている活動のつながりを改めて感じて嬉しくなった😄

鎌倉でたまに開催しているダンス&ムーブメント、整体、そしてパーマカルチャー。どれも自然との一体感やつながりを思い出すことを大切にしている。

そしてそのためには、自分の身体で「感じる」ことがファーストステップ。身体感覚を「ひらく」という表現もなんだかいい。それこそ余計な力が入っていない感じ!

「寝にょろ」「腕にょろ」なんてネーミングのエクササイズもあるくらいだから(笑)

身体性を取り戻すきっかけにぜひ!

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この本のもとになった連載なのかな?検索したら見つけたので、こちらもあわせて載せておきます。
→ 「知っていますか?こんな体操…

具体的な体操や技術、知識などはぜひ本や動画、野口体操のHPなどをご覧ください!

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。 4月から7月はスタッフとしてピースボートに乗船!
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