千葉県いすみ市3泊4日の旅。余白がもたらす自由と幸福を感じた時間

いすみの田んぼ

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活動仲間たちがいる千葉県いすみ市を旅してきた。ここ数年で度々訪れたけど、3泊4日と比較的ロングステイできたのは初めて!

これまでには感じられなかった土地とのつながりが得られ、仲間たちとは深い時間が過ごせて、本当に充実した旅だった!その感覚を忘れないうちに書き残しています。

ちなみにいすみ市を私なりに大雑把にまとめるとこんな場所!(偏りはあるかも笑)

  • もともと漁師町で昔から移住者が多く、今も移住者を受け入れる器がかなりある
  • ヒッピー的なノリの人が多いし、外国人もけっこういる
  • 隣の一の宮がサーフィンで有名だから、その影響もあり
  • 「ブラウンズフィールド」の代表でマクロビオティックを広めた中島デコさんの影響力大。オーガニック意識が高い
  • 起業、小商い、まちづくり、パーマカルチャーなどの文脈で精力的に活動している人たちがいる
目次

私といすみのこれまで

いすみに「パーマカルチャーと平和道場」という拠点を持つソーヤー海くんと2020年に活動し始めて、突然縁が生まれたいすみ。

私が住む鎌倉から電車だと3時間強!神奈川・東京・千葉とぐるりと東京湾を回りながら外房に行かないといけなくて、けっこうな小旅行気分。(千葉ってでかい!)

2021年6月には、「ブラウンズフィールド」と代表の中島デコさんとの思い出深い体験をして。

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毎年サポートスタッフとして関わっている自由大学のアーバンパーマカルチャー講座。2022年には初めて講座の間みんなで平和道場へ!

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それ以外でも私が事務局を務める「いかしあうデザインビレッジ(旧カレッジ)」のプチ合宿で、日帰りや1泊で訪問。

でも毎回そうやって何かしらの用事のために行ってすぐ帰って来る、という弾丸ばかりで……

仲間たちがいるわりには、そこまで「いすみ好き!なんなら住みたい」ってほどの思いには至らなかったのが、今回大きく変化!

今回のいすみ旅での経験と感じたこと

まず簡単にどんな風に過ごしたかをご紹介。

  • 1日目:アーバンパーマカルチャー講座の道場ツアー(丸一日。これはおいおい別記事で)
  • 2日目:ほぼノープランだった日。ワーケーション的にゆるりと過ごす
  • 3日目:「いかしあうデザインビレッジ(旧カレッジ)」の合宿
  • 4日目:〃

初日は早朝出発だったしパツパツのスケジュールだったけど、それ以外はかなりゆるりゆるり。

合宿と書いてある後半も、何をするかは具体的にほとんど決まってなくて笑

一般的にイメージするようなミーティングもしたけど、それ以外にも一緒に散歩して、みんなでごはんを作って、美味しいものを食べて、語り合って……

時間を共有することを大切にした旅。それを通して感じたことをシェアしていきます。

土地とつながる散歩の時間

ブラウンズフィールドの裏

鎌倉での日常の中でも散歩の時間は欠かせない。

ごちゃっとした頭の中を整理したり、ただただ風や太陽を感じて「いま、ここ」状態になったり、身体を少しでも動かしたり。

何よりも、自分の足で歩くことは「グラウンディング」。その土地とつながることなのではないかと思う。

だから旅をするときも、なるべく宿泊先の周辺をうろうろしてどんな場所かを「感じる」ようにしている。

そうするとよそよそしかったその土地と少し仲良くなれる気がする。「なじませる」感覚。

いすみの竹林

でもこれまでのいすみ訪問では、特定のイベントや用事があってそこを目がけてドタバタと行って帰ってきたり、車移動で終わってしまっていて……

今回初めて大好きな散歩がいすみでできた!そしたら全くちがういすみ体験となった。

4〜5月が一番いい季節かも?と聞いたけど、とにかく植物や鳥、カエルなど生き物がイキイキとしていて、そこかしこでいのちの美しさを感じた。

田んぼの真ん中で「自由だー!」

いすみの田んぼ

そしていすみは田んぼが多い。

横浜・ニューヨーク郊外で育ち、その後も横浜・都内少し・鎌倉と比較的都会的なエリアにしか住んだことのない私にとっては、この「ザ・日本の田舎」な風景になじみがない。

今回おそらく初めてまともに田んぼの周辺をたくさん歩いたことがすごく新鮮で、ふとこの光景を前にして思ったのは「なんて自由なんだろう!」ということ。

これもまた初の感覚で、思わず田んぼの真ん中で自撮りにチャレンジするも、ほとんど地面で田んぼが写ってないじゃん!という結果に笑

田んぼの横でジャンプ

視界が広くて遮るものがなく、人も車もとっても少ない。

都会のように迫って来る情報や広告などの刺激がないから、それらの影響を受けない。

スペース(余白)がある豊かさ・自分で決められる自主性・解放感や自由などを全身で味わい、身体中の細胞が喜んでいる。のびのびしているみたいで。

ビーチに行っても得られるものかもしれないけど、田んぼに囲まれてそう感じたのが面白かった!

食と小商いとつながり

私が旅するときの一大テーマが「食」。スペシャルティコーヒーが飲めるカフェ、スパイスカレー屋さんを無意識に探してしまう傾向にある笑

今回はずっと行きたくて狙っていた「巡るインド」を予約してカレーが食べられたのが嬉しかった。

鈴木菜央とソーヤー海

巻き込んだ仲間のソーヤー海くんは何回も行っていたけど、鈴木菜央さんは初!菜央さんが大喜びしてくれたのでさらに嬉しい気持ちに。

稲荷山珈琲店

そして「稲荷山珈琲店」は、泊まっている菜央さん宅から歩ける距離に何かないかなーとmapを見ていて飛び込んできたお店。

Instagramをチラッと見たらコーヒーをやっている知人がフォローしていて、それならきっといいはず!と散歩の合間に訪問してきた。

ご挨拶をしたら、なんと茅ヶ崎からいすみに移住したとのこと!

私がコーヒーを飲む間ご夫婦で一緒に座ってくれて、湘南からいすみに移住した経緯諸々、ゆっくりいろんなお話をさせてもらった。

彼らの移住のきっかけを作ったのが菜央さんだったそうで(本を通じて)、これもまたご縁を感じたし、菜央さんにその話を伝えて私が橋渡しできたのもまた嬉しい☕️

このように

  • 自分から行動して素敵な出会いが生まれた
  • ご縁がまた次のご縁へとつながった
  • 移住者から見たいすみライフの話が聞けた
  • いすみでの小商いが楽しそうだなーと感じた(週2〜3日のみ営業しているお店が本当に多い!)

など、「そうそう!こういう旅がしたいんだよ✨」ととても満たされた。

パーマカルチャーってなんてムダがないんだろう

初日どっぷりツアーだった平和道場には、その後も度々行ってゆったりした時間を過ごしてきた。

ここではパーマカルチャーのさまざまな実験を海くんと仲間たちが日々やっている。(詳しくは上で紹介した記事へ!)

これまでに何度も訪れて、雨水タンクやコンポストトイレ、アースオーブン、ソーラークッカー、キッチンガーデン、畑などを見てきたけど……

今回改めて、本当になんてムダがないシステムなんだ!少しでもそんな暮らしに近づきたいと思った。

平和道場の風呂釜

ゴミになる予定だった木材や風呂釜などをもらってきてそれらを活用するなど、そんなことが当たり前の場所。(もちろん人間の糞尿も!)

日が昇ったら目覚めて、活動し、暗くなったら寝る。シンプル。

彼らは屋外活動が中心だから、雨や風、寒さ、暑さなどの影響を大きく受けるし、「わーきれい!気持ちいい」だけでは済まない日常。

でもそうやって生態系の一部であることが実感できる、自然界のリズムとともにある暮らしはなんて豊かなんだろう🌿

道場のマンダラガーデン

大量生産・大量消費、資本主義経済で成り立つ都会での暮らしは、「お金」が生活の中心にあり、常に「なくなる不安」と隣り合わせ。

でもここではいのちが生まれては死に、その境界線はとても曖昧で、ぐるぐる循環している。

自然エネルギー、自分で育てた野菜やお米、人とのつながりなど、お金だけではない豊かさがたくさんあり、まるでちがった“メガネ”で世界を捉えることができる。

そもそも「これは私のもの!」みたいな所有の感覚、「なくなる」という不安が少ないのでは?

そして一人一人が創造者になれる。自分のいのちがいかされている実感が得られるのではないかと感じた。

ずっと聴いてきたこの世界観が、これまでよりさらに深いところで腑に落ちた気がする。

そのまんまの自分でいられる仲間

さっきから度々登場している海くんと菜央さんは、とても近いビジョンや志を持つ大切な仲間。

より素敵な社会を創っていこう!とともに活動している人たちで、私は彼らが大好き❤

一緒にやってきた「いかしあうデザインカレッジ」も3年目に入り、今月「いかしあうデザインビレッジ」にリニューアル。

普段はオンラインでのやりとり中心。海くんとはほぼ毎月東京の講座で会えているけど、菜央さんと直接会える頻度は少なめ。

だから今回は2人と単に実務的なことをこなすのではなく、時間を一緒に過ごしながら関係性を深めていくことが大きな目的の一つ。(あとから他の仲間もjoin!)

ここ数年での自分の状態の変化を感じた今回の旅。

すごくリラックスした自然体の自分でいられるようになってきたのは、海くん、菜央さんの存在、日ごろのサポートのおかげが大きいのでは?

お互いの人生に寄り添い、助け合える人たちがいてくれるって、本当にありがたいこと。

これは語り出すと長くなりそうだから笑、また別の機会に!

いすみ移住、地方移住に可能性を感じた今回の旅

キラキラの光

そんなこんなで、仲間たちとはたくさん語り合い、美味しいごはんを共にし、1人でも充実した時間が過ごせたいすみ旅。

特にこの1ヶ月くらいは、ちょっとした決断や変化、新生活に向けた準備とスタートなど、いろんなことをこなさなければならず、ドタバタしていたから……

いすみでは心身ともにゆっくりでき、タスクからも解放され、「いま」を味わう余白がたくさんあり、心の奥から幸せを感じられた。

自分がどんな風に生きていきたいのか改めて考えるきっかけになり、ずっと脳内にある地方移住も現実的にアリな気がしたのも収穫!

そもそもいすみを地方と呼ぶのかわからないけど、千葉だけどけっこう辺鄙だからね笑

今の鎌倉暮らしを楽しみつつ、その先のことももっと考えていきます!

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この記事を書いた人

Romy | ロミーのアバター Romy | ロミー 〜Celebration of Life〜

横浜・NY育ち。鎌倉暮らし7年半を経て2023年末に家を手放し、移動生活をスタート。2024年ピースボートにスタッフとして初乗船。「いのちの祝福」をコンセプトに、地球一つ分のパーマカルチャー的な暮らしの実験と旅をしているモバイルボヘミアン。
→ Romyのプロフィール詳細

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